シリーズ第4弾 Part.7【現役合格を目指す!!】


現役合格を目指す

はじめに

 現役高校生で公務員を目指す人は何人くらいいるのでしょうか。実は現役高校生で公務員を目指す人は少数派です。おそらく、志望されている生徒さんの周りを見渡してみても同じ高校で公務員を目指すという人が、数人程度という学校が多いと思います。国家公務員採用一般職試験の申込者数をみてみますと、平成30年大卒程度試験では28,080人、平成30年高卒程度試験では12,871人と高卒程度試験の申込者が圧倒的に少なくなっています。大学に進学後、公務員採用試験を受験するという道も一つの方法ですが、現役生で公務員採用試験を受験するということは「ライバルが少ない(受験者数が少ない)試験を受験できる」「試験問題の難易度が大卒程度者試験と比較して易しい」といったメリットもあります。
 また、2019年5月13日発表の2019年3月分景気動向指数速報では、従来の「下方への局面変化を示している」から「悪化を示している」に引き下げられたとおり、就職においても、売り手市場がこのまま続くとは考えにくいです。「Society5.0」社会の到来と共に、人が担ってきた仕事がAIに取って代わるようにもなります。これから40~50年以上働いていく高校生にとって、先を見据えた職業選択はとても重要だと言えます。その選択肢の価値ある一つとして、合格が難しくなる前に「高校現役で公務員に合格する」という方法を是非、研究していただきたいと考えます。
 実際に、現役合格された方のインタビュー(記事後半)を読んでいただくと、今の「現役高校生の本音」が見えてきます。
 ここでは、「実際に現役合格された方のインタビュー(弊社受講生)」の結果を基に、「現役合格するための学習プラン」をお示しいたします。現役合格するためのコツを貴校生徒様にもお伝えいただけますと幸いです。

実際に現役合格された方のインタビュー

Q高校生で公務員試験を受けようと思った理由は?
辻岡玲菜さん≪愛知県警 最終合格≫大学に行ったとしても警察官になりたい思いは変わらないと思ったからです。また他の人が大学に4年間行っている間に早く現場に出て経験を積みたいと思いました。
宇佐美優士さん≪名古屋市(消防)・東京消防庁(Ⅲ類)・西春日井広域事務組合消防本部 最終合格≫小さい頃からハイパーレスキュー隊に入るのが夢でした。自分自身が、実践で実際にやる方が身に付くタイプのため、大学で4年間勉強するよりも現場で4年間過ごした方が夢に近づけると思いました。
Q高校生で公務員試験を受けてよかったと思うことは?
岩田典之さん≪名古屋市(行政)・税務職員 最終合格≫筆記問題の難易度がそこまで難しくなく、募集人数は少ないが受験人数も多くないと思ったためです。
梶原美菜さん≪名古屋市(行政) 最終合格≫大学に行って、遊んでしまって、就職できない(涙)とならずに済んだことです(笑)
小野村淳平さん≪愛知県警 最終合格≫早い時期に母を安心させることができたことです。
Q高校生で公務員試験を受けて大変だったことは?
辻岡さん)学校で就職希望者は3人しかいなかったため、孤独でした。また文化祭の日が一次試験だったので、文化祭の準備にあまり参加もできませんでした。
岩田さん)周りが皆大学受験の中一人だけ公務員志望だったため、受験時期の違いなどで気を使わなければならなかったことです。
Q高校に通いながらどのように工夫して勉強しましたか?
宇佐美さん)通学時間やすき間時間を有効活用したり、移動時間は走って無駄な時間を短縮できるように1分1秒を大事にしました。高校での勉強(英語・数学・国語・物理・化学)は全力で取り組んで、他の教科は東京アカデミーでしっかりと学習をしました。
小野村さん)放課の時間や、自習をしている時間に自分なりに工夫をして少しずつ進めました。
Q現役で合格するために必要だと思ったことは?
宇佐美さん)夢を叶えたいという思いだと思います。やるからには全教科手を抜かないことです。
岩田さん)適度な遊びや楽しみなどストレス解消法をみつけておくことだと思います。就職の時期はストレスも溜まりますし、仕事についてからもストレスは溜まると思います。面接でも聞かれました(笑)
小野村さん)余裕を持って早くから勉強を始めておくことが大事だと思いました。
辻岡さん)なりたいと本気で思い続けることが大事です。また、勉強に関してはひたすら問題を解くなど努力を惜しまないこと。自分なら絶対受かるという自信をもって過ごすことです。
梶原さん)自分自身の「やる気」と「勉強量」です。また「正しい勉強のやり方」が必要だと思います。また他の人につられない強い気持ちも必要です。

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現役合格するための学習プラン

 現役で合格するためには、以下の3つがポイントとなってきます。
 1.時間の使い方
 2.情報収集
 3.二次試験対策

 1つ目のポイントの「時間の使い方」は、下記のスケジュールをみてわかるように現役生の方は月~金曜日の昼間は通常高校での授業があります。自由に使える時間は平日の夜間と土日のみになってきますので、いかにその時間を有効に使うかがポイントとなってきます。
図

 合格者インタビューでもみなさん「時間を有効に利用した」という回答が非常に多かったです。そのため日々のすき間時間の使い方が勉強を左右します。例えば、辻岡さんのように学校の通学に1時間程度かかる場合、その時間に「暗記系の科目」を読み込んだり、小野村さんのように授業の合間に問題集を解いたりと様々な工夫ができます。
 土日などは、自宅での学習だと誘惑が多いため東京アカデミーの「自習室」を利用して学習を進めている方も非常に多いのが特徴です。

 2つ目のポイントは、「情報収集」です。前述したように高校生で公務員を目指す方は少数派です。そのためいかに「情報を得るか」が重要なポイントとなってきます。現役合格をするために何をするべきかで述べたように、やみくもに勉強しても効率が悪く「でやすい分野」を「効率よく」学習すること、また「過去に出題された問題」を何度も反復して問題演習することが大事になってきます。東京アカデミーに通って合格された方は、東京アカデミーの「講義」で学び、地方公務員の復元問題を多く掲載している「問題集」で勉強を進めることで「効率よく」学習することができています。

完全ナビ

 3つめのポイントは「二次試験対策」です。現役高校生で難しいのは「面接」「集団討論」「作文」などになります。実際の試験では、集団面接や集団討論なども実施され「年齢の異なる」受験生と同じ集団で競争しなければなりません。また、合格のためには「過去の実例を踏まえた実践練習」が不可欠です。そのため過去に出題された作文の課題や、面接で聞かれた内容や集団討論のテーマなど実際に出題された情報に沿って対策を立てていくことが大事になってきます。東京アカデミーの受講生の方も「年齢の異なる人たち」と「過去の出題例」に基づいて練習を実践しています。

人物試験対策パーフェクトガイド

≪学習スケジュール例≫
 以上の3つのポイントをしっかり理解した上で、2年生の秋ごろからは公務員試験に向けて学習をスタートさせると余裕をもって学習を進めることができます。

 

11月~3月 4月~6月 7月~直前期
一次対策 学習スタート(基礎固め)
勉強習慣をつける
過去問題演習
模擬試験を通して弱点把握&克服
過去問演習
今まで勉強してきた内容の確認
二次対策 志望先の仕事を調べる 出願書類作成
作文対策
面接対策(過去のデータを調べて下準備)
面接対策(実践練習)

 公務員に現役で合格することは、決して簡単な道ではありません。しかし、高校2年生あるいは3年生で一生の仕事の選択をされる生徒さんなら、決して難しいことではありません。現役合格するためには、回り道をせずに「正しい道」「正しい方法」で進んでいくことが必要なのです。

おわりに

 現役で公務員を目指すということは、周りのサポートが不可欠です。特に周りに公務員志望者がいない場合は、試験の時期も異なるため(一般の大学入試だと1~2月、公務員試験は9月)周りの生徒さんとの学習スタート時期や、学習に最も力を入れる時期(ラストスパートをかける時期)も異なり多くの生徒さんが戸惑うことになると思います。そのような中で、自分の確固たる意志をもち学習を続ける生徒さんをサポートしていくことが、我々東京アカデミーの使命であると考えます。進路指導の先生におかれましては、そのよう中での情報収集など弊社をご利用いただければ幸いです。

 次回の記事は、【失敗しない問題の解き方・順番について】を掲載いたします。試験問題を実際に解く上で、解く順番を間違えないことは非常に重要です。国家、地方公務員試験の問題配列や、解く順番をわかりやすくアドバイスいたします。生徒様の指導にぜひお役立てください。