東京アカデミー京都校
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皆さん、こんにちは。
東京アカデミーの多田です。
8月も後半となりました。看護学校によっては夏期休暇が終わり、新学期を迎えている方もいらっしゃると思います。
実習が再開され、忙しい日々が始まっても、少しずつ国家試験対策も続けていきましょう。
では、本日も第111回看護師国家試験問題を振り返っていきましょう!
本日のメインテーマ「地域・在宅看護論(在宅看護論)」は、例年、介護保険制度の内容、地域包括ケア、訪問看護と
外来看護の連携、訪問看護の役割、在宅サービスの種類、高齢者虐待、終末期看護などが出題されています。
≪第111回看護師国家試験/午後問題№72≫
Aさん(76 歳、女性)は1 人暮らし。脳血管疾患(cerebrovascular disorder)で右半身麻痺があり、障害高齢者の
日常生活自立度判定基準はB - 2 である。週に2 回の訪問看護を利用している。食事の準備と介助および食後の
口腔ケアのため訪問介護を利用することになった。訪問介護の担当者は、Aさんのケアについて訪間看護師に助言を求めた。
訪問看護師が訪問介護の担当者に助言する内容で正しいのはどれか。
1.健側に頸部を回旋させ食事の介助をする。
2.野菜は繊維に対し垂直に切って調理する。
3.歯肉出血がみられたら口腔ケアは中止する。
4.食事中はA さんの好きなテレビ番組を見せる。
正答は、2です。
経験が限られる看護学生にとって、このような問題は多くを学ぶ絶好の機会です。
ただ「正解」の解説を読んで終わり、ではなく、他の選択肢の解説もしっかり読み、理解を深めましょう。
1.× 誤嚥する可能性があるため、正面を向いて、健側から食塊を入れる。
顔面や口腔に麻痺がある場合は、頭を麻痺側に回旋することで、麻痺側の咽頭腔を狭くし、食塊が健側を通りやすくする。
2.○ 野菜は繊維に対し垂直に切ることで、噛みやすく口に残りにくくなる。
3.× 歯肉出血があることを理由に口腔ケアを中止すると、誤嚥性肺炎などのリスクが増す。
毛のやわらかい歯ブラシやスポンジブラシを使用するなど、口腔ケアの方法を工夫する。
4.× 食事中はできるだけ食事に集中できるように、環境を整える。
在宅で行われる看護技術に関しては、酸素療法、吸引法、経管栄養法、各種カテーテル管理なども出題されており、
受験生の苦手とするところです。過去問を解きながら、知識を増やしていきましょう。
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