東京アカデミー京都校
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こんにちは。東京アカデミー京都校の多田です。
8月に入り、ようやく看護実習が一区切りついた頃でしょうか。
秋以降も続く看護実習ですが、国家試験攻略のヒントはたくさんあります。
例えば、次の問題。
【第111回看護師国家試験 午前問題№21】
成人の静脈血採血で適切なのはどれか。
1. 採血部位から2・3㎝中枢側に駆血帯を巻く。
2. 血管の走行に合わせ60度の角度で刺入する。
3. 採血後は刺入部位を圧迫しながら抜針する。
4. 刺入部位は5分以上圧迫し、止血する。
正解は「4」です。
採血は、病院でよく見る光景ですが、この問題の正答率は73.6%と、
必修問題の中では低い正答率となりました。
どうやら、「3」と迷われた方が多数いたようです。
採血後は、アルコール綿を穿刺部位に軽くあてた状態で抜針しますが、
圧迫は「抜粋後」に行います。
よって、「3」は誤りなのですが、選択肢を読んで
「穿刺部位を圧迫しながら抜針」=「穿刺部位を押さえて抜針」と
判断してしまった人が18.4%もいました。
刺入部位を消毒綿で押さえながら抜針することは、皆さんもよく
ご存じのとおりです。抜針後の圧迫は止血のために行います。
この一連の行為をただ手順として覚えるのではなく、
「なぜそうするのか」も忘れずに覚えることが大切です。
病院実習にて、採血の場に立ち会うときは、こういったことも意識して
みておきたいですね。
そして、できればスキマ時間に、国家試験対策も進めていきたいところです。
そこで、今日は、スマホでできる国家試験対策をご紹介します。
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