TVドラマなどでもお馴染みの警察官、近年の災害で活躍する場面を目にすることも多くなった消防官。共に高い使命感と正義感を持ち、住民の生命・身体・財産を守り、地域住民が安心して暮らせる社会を実現するために働く、人気のある職種です。
その採用試験は、地方公務員として実施され、主な試験科目は教養科目・論文・体力検査・面接です。
警察官試験の受験資格には、①年齢制限(28~35歳くらいまでが多い) と②学歴資格が設けられていることが多く、大卒(卒業見込み含む)の人は②の学歴資格により「A区分」試験を、高・短大卒なら「B区分」を受験することになります。
警察官は地方公務員です。従って、試験日設定は各都道府県に委ねられており、その日程は一律ではありませんが、主に大卒の場合6~7月、高・短大卒の場合9~10月に実施されます。また、複数回募集を行う自治体もあります。
日程が重ならなければ異なる自治体の受験も可能です!住む場所にこだわらず、どうしても警察官になりたい人は、地元ばかりでなく全国に目を向けてみましょう。
教養科目(一般知能・一般知識)、論作文、適性(性格)検査、面接、身体検査、体力検査などが実施されます(若干の法律科目が出題される自治体もあります)。
出題レベルは国家公務員などよりも比較的容易なので、基礎的な学習を疎かにしないことが求められます。
また、論文対策として一度は添削指導を受けておくこと、面接対策として実践的な練習を繰り返し行うことをお勧めします。
もっと詳しく知りたい方は…
大卒警察官試験について
高・短大卒警察官試験について
消防官試験の受験資格には①年齢制限(同一市町村の事務職より若干低めが多い)と②学歴資格、の2つを設けていることが多いです。また、小規模な町村などでは高卒・短卒・大卒を一括して採用試験を実施することもあります。なお一部、居住地制限(住所要件)等もあります。
消防官は東京消防庁以外、事務職の市町村職員試験と同一の日程で実施されることが多く、その場合は同じ市の事務職と消防職を併願することはできません。ただし、事務職とは別日程で行う消防職試験も少数ですが存在します。情報には敏感に!
《試験日》※年度・自治体により異なる場合があります。
大卒:政令指定都市他…6月第4または第5日曜日、その他市町村…7月~10月
高・短大卒:9~10月
一般的に市町村職員の一職種区分として実施され、教養科目(一般知能・一般知識)は同一試験日の事務職試験と同じ問題が出されることが多いです。その他に論作文、適性(性格)検査、面接、身体検査、体力検査などが実施されます。
なお、大卒の場合少数ですが、1次試験で教養試験に加え専門試験を課す自治体もあります。その場合は、非常に幅広い科目から出題されますので、専門試験対策を立てる必要があります。
また、論文対策として一度は添削指導を受けておくこと、面接対策として実践的な練習を繰り返し行うことをお勧めします。
もっと詳しく知りたい方は…
大卒消防官試験について
高・短大卒消防官試験について
警察官試験、消防官試験のどちらも筆記試験の範囲は広く、面接試験に対しては何度も練習してしっかりした対策を取らなければなりません。これらを独学で行うのは非常に困難です。
東京アカデミーの通学講座では、志望先に応じたコースや通学時間帯に合わせたカリキュラムをご用意し、最短で合格へと進めるスケジュールを組んでいます。
また、人物試験対策では、職種研究や自己分析等を座学で行った上で、一時合格者を対象に面接練習(*)を「基本の受け答え→イレギュラー質問や突っ込みへの対処→仕上げ」というように段階的に実施するなど、充実した対策を行っています!