試験の概要
- 試験日:筆記試験:2026年2月1日(日)
- 合格発表:2026年3月3日(火)午後
- 提出期間:2025年9月4日(火)~2025年10月3日(金)
詳しくは、厚生労働省のHPで確認しましょう。
試験内容
試験科目
医学概論、心理学と心理的支援、社会学と社会システム、社会福祉の原理と政策、社会保障、権利擁護を支える法制度、地域福祉と包括的支援体制、障害者福祉、刑事司法と福祉、ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワークの理論と方法、社会福祉調査の基礎、高齢者福祉、児童・家庭福祉、貧困に対する支援、保健医療と福祉、ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)、ソーシャルワークの理論と方法(専門)、福祉サービスの組織と経営
試験時間
| 科目数 | |
|---|---|
| 午前 (2時間20分) | 医学概論(6問) 心理学と心理的支援(6問) 社会学と社会システム(6問) 社会福祉の原理と政策(9問) 社会保障(9問) 権利擁護を支える法制度(6問) 地域福祉と包括的支援体制(9問) 障害者福祉(6問) 刑事司法と福祉(6問) ソーシャルワークの基盤と専門職(6問) ソーシャルワークの理論と方法(9問) 社会福祉調査の基礎(6問) |
| 午後 (1時間25分) | 高齢者福祉(6問) 児童・家庭福祉(6問) 貧困に対する支援(6問) 保健医療と福祉(6問) ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)(6問) ソーシャルワークの理論と方法(専門)(9問) 福祉サービスの組織と経営(6問) |
- 午前問題は、精神保健福祉士国家試験の午前問題と同問題・同配列
- 精神保健福祉士の登録者(登録申請中の者も含む)が社会福祉士国家試験を受験する場合、受験申込者からの申請により、精神保健福祉士試験との共通科目が免除されます。
第37回社会福祉士国家試験の問題および正答は公益財団法人社会福祉振興・試験センターのHPでご覧いただけます。
出題基準と合格基準
出題基準
社会福祉士国家試験は、別途定められた「出題基準」に沿って、問題が作成されています。
最新の出題基準に基づいた教材で受験準備をしましょう。
※第37回試験からは新しい社会福祉士養成課程のカリキュラムに基づいた出題基準が適用されます。
出題基準は公益財団法人社会福祉振興・試験センターのHPでご覧いただけます。。
合格基準
次の2つの条件を満たせば合格できます。
1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
2 1を満たした者のうち、以下の6科目群(ただし、(注意2)に該当する者にあっては2科目群。)すべてにおいて得点があった者。
[1]医学概論、心理学と心理的支援、社会学と社会システム
[2]社会福祉の原理と政策、社会保障、権利擁護を支える法制度
[3]地域福祉と包括的支援体制、障害者福祉、刑事司法と福祉
[4]ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワークの理論と方法、社会福祉調査の基礎
[5]高齢者福祉、児童・家庭福祉、貧困に対する支援、保健医療と福祉
[6]ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)、ソーシャルワークの理論と方法(専門)、福祉サービスの組織と経営
(注意1)配点は、1問1点の129点満点である。
(注意2)社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第5条の2の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は、1問1点の45点満点である。
過去5年間の合格基準の推移を見てみましょう。
| 合格基準 | 得点率 | |
|---|---|---|
| 第37回 | 得点62点以上 <試験科目の一部免除者22点以上> | 48.1% <48.9%> |
| 第36回 | 得点90点以上 <試験科目の一部免除者22点以上> | 60.0% <61.2%> |
| 第35回 | 得点90点以上 <試験科目の一部免除者41点以上> | 60.0% <61.2%> |
| 第34回 | 得点105点以上 <試験科目の一部免除者得点47点以上> | 70.0% <70.1%> |
| 第33回 | 得点93点以上 <試験科目の一部免除者得点40点以上> | 62.0% <59.7%> |
総得点の60%程度が基準となっているとはいえ、難易度で補正されます。確実な合格を目指すなら、70%以上の得点を狙いたいところです。
合格率と合格者
合格率
過去5年間の合格率の推移(下図)を見てみましょう。
第34回までは合格率はおおよそ30%前後で推移していましたが、第35回、第36回と右肩上がりで上昇しています。
そして新基準となった第37回試験の合格率は56.3%と前回とさほど変わりませんが、合格基準の得点率が50%未満と大幅に下落しています。問題の難易度で補正されたとのことですが、次回以降の合格基準も同様になるかは分かりません。
今までと同様、総得点の60%程度を基準とした合格基準となることは変わりませんので、どのような出題であっても70%以上得点できることを目指して、万全の対策で臨みましょう。

合格者状況
【受験資格別】
| 福祉系大学等卒業者 | 養成施設卒業者 | |
|---|---|---|
| 第37回 | 57.1% | 42.9% |
| 第36回 | 55.8% | 44.2% |
| 第35回 | 55.6% | 44.4% |
| 第34回 | 57.0% | 43.0% |
| 第33回 | 56.4% | 43.6% |
【年齢別】
| 〜30 | 31〜40 | 41〜50 | 51〜60 | 61〜 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第37回 | 44.9% | 16.8% | 21.2% | 13.7% | 42.9% |
| 第36回 | 42.4% | 17.6% | 21.8% | 14.3% | 44.2% |
| 第35回 | 43.3% | 17.5% | 21.8% | 13.5% | 44.4% |
| 第34回 | 48.2% | 16.9% | 20.0% | 11.9% | 43.0% |
| 第33回 | 47.6% | 17.5% | 20.8% | 11.3% | 43.6% |
社会福祉士は福祉系大学等卒業者以外にも、実務及び養成施設等を経て受験する方も多く、半分以上の方が31歳以上で受験するのも特徴です。国家試験合格に的を絞った効率の良い学習が必要です。