試験情報

地方公務員地方公務員試験の概要

本格的な地方自治の時代を迎え、住民の生活に密着した業務を日々担当している地方自治体に寄せられる期待はますます大きなものとなっています。

都道府県・政令指定都市職員

仕事内容

《都道府県》
国の政策を各地域の実情に合わせて市町村が実現する際のリーダーシップを取るのが都道府県庁の役割。市町村の範囲を超える広域業務(総合開発計画、基幹道路・河川の整備など)や地域的な統一業務(義務教育、社会福祉事務、警察の運営)を担うなど、市町村を包括し助言・指導・調整などの役割を果たしています。

《政令指定都市》
札幌、仙台、さいたま、千葉、横浜、川崎、相模原、新潟、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、堺、神戸、岡山、広島、北九州、福岡、熊本の20市。人口規模が非常に大きいこれらの市は、本来都道府県の業務である都市計画、社会福祉、保健衛生などの業務を処理することができます。各々が特徴を持った都市圏を形成しており、周辺市町村を牽引し、産業・文化の中心的役割を果たしています。

職種

《都道府県》
一般事務、警察事務、学校事務、農業、土木、農業土木、林業、電気、機械、建築など

《政令指定都市》
一般事務、学校事務、土木、電気、機械、建築、消防など
〈短大及び専門学校卒業以上の有資格者を対象に、保育士・栄養士・司書・保健師など。詳細は下記「専門職(資格職)」をご覧ください〉

試験構成

★第1次試験

各自治体によって異なります。一般的には教養試験・専門試験・適性試験・論作文試験が実施されます。

★第2次試験

各自治体によって異なります。一般的には面接試験(個別面接)を中心に、適性検査(クレぺリン検査・YG性格検査など)や身体検査などが行われます。また、論作文試験が2次試験で実施される自治体もあります。

合格から採用まで

最終合格者は、試験区分別に各自治体の人事委員会の作成する採用候補者名簿に得点順に記載され、各人事委員会は欠員状況及び本人の希望などを考慮の上、採用を決定します。

市町村職員

仕事内容

転勤がほとんどなく、愛着のある地域に貢献できることから、第1志望とする人が増えてきています。市町村職員の仕事内容は、地域住民のためにできること・しなければならないこと全てに及び、驚くほど多岐に渡っています。その中には、必ず皆さんの専門知識を活かせる部署や興味のある部署があるはずです。

職種

一般事務、技術職、消防など
〈短大及び専門学校卒業以上の有資格者を対象に、保育士・看護師・保健師・栄養士など。詳細は下記「専門職(資格職)」をご覧ください〉

試験構成

★第1次試験・第2次試験

都道府県職員の試験に比べ、幾分簡略化されており、第1次試験・第2次試験の中で、教養試験・論作文試験・適性試験・面接試験(個別面接)・適性検査(クレペリン検査・YG性格検査など)などが実施されます。なお、技術職や有資格者対象の試験では専門試験も行われます。中には、近隣の市町村で、共通の教養試験の問題が用いられるケースもみられます。

公務員なるほど!豆知識

採用の有無は欠員状況によります。特に中小の市町村では毎年採用試験が実施されるわけではなく、昨年実施されたから今年も実施されるとは限りません。各市町村の人事課が窓口になりますので、問い合わせるようにしてください。

市町村職員の場合、近隣の市町村と共同で試験を実施する自治体が多くあります。また、道府県などと同様に全国の市町村の第1次試験日には統一試験日が設けられています。統一試験日に試験を実施している市町村の多くでは、教養試験は共通の問題を使用しているようです。ただし、統一試験日以外に第1次試験を実施する市町村もありますので、必ず実施日・出題パターンの確認をしましょう。

合格から採用まで

最終合格者は、試験区分ごとに各市町村の作成する採用候補者名簿に得点順に記載され、各市町村は意向調査を行った上で、欠員状況及び本人の希望などを考慮し、採用を決定します。

地方上級 技術職・専門職(資格職)

仕事内容

幅広い業務をこなす行政職とは別に、大学などで得た高い専門知識を活かすため、最初からある程度業務内容を限定した上で採用されるのが「技術職・専門職」です。現在は研究や現場での業務だけではなく、専門知識を活かした関連施策の企画・立案の推進、関係機関との調整、折衝などいわゆる行政職的な能力も求められるようになっており、人間的に幅広いバランス感覚に優れた人が評価されているようです。

技術職
地域を問わず幅広く採用試験が行われており、受験資格として各試験区分に関係する科目を履修していることが条件になる場合もあります。土木・電気・農学(農業)などは比較的採用人数が多いですが、全体として行政職と比べると採用人数は少なめです。また、採用計画の年ごとの変動が大きく、区分によっては採用がゼロのときもあります。試験情報も少ないため、合格した先輩や大学の先生、最寄りの東京アカデミー各校などを利用してこまめに情報を収集しましょう。

《専門職(資格職)》
「専門職」とは、受験の条件として、ある特定の資格を有していること、または指定された学科などで所定の科目を履修していることを挙げている採用試験を指し、「資格職」と呼称されることもあります。その受験条件からも分かる通り、採用後に即戦力として各現場にて勤務することが求められます。また、何年かの現場勤務を経た後は、行政職員と同じように企画立案や事業実施に携わる場合もあります。主に地方自治体での採用となりますが、決して採用数が多いとは言えず採用のない年も珍しくありません。希望自治体の採用予定は直接自治体に問い合わせたり、インターネットを活用したりして調べておきましょう。

採用区分

技術職

★土木
道路、港湾、河川などの公共工事に関連した事業計画・工事設計・監督などを行います。近年は環境に配慮した施設整備が大きな課題となっています。

★農業
近年、国内外の産地間競争の激化や農産物価格の低迷などで厳しい状況に置かれている農業経営・農家経済の安定に向けて、生産性の向上を目指した研究開発や、きめ細やかな施策の企画・立案を行います。

★その他の採用区分
電気・電子・情報、建築、物理、化学、農芸化学、機械、林業、農業土木、農業経済、環境科学、畜産、水産 など

専門職(資格職)

保健師、看護師、助産師、(管理)栄養士、社会福祉士、薬剤師、保育士 など

受験科目・試験の特徴

1次試験は主に教養試験と専門試験が課されます。通常、教養試験は行政職と同じ問題が出題され、専門試験ではそれぞれの試験区分に関連する科目が出題されます。また、専門試験では多肢選択式に加え記述式が出題されることもあります。大学や研究室、民間企業などで経験・研究を深めている受験生が多いため、専門試験対策は比較的万全でありながら、教養試験対策を疎かにしている受験生が多いのが実状です。合否はあくまでも教養試験と専門試験の合計点で決まるので、合格点が比較的高い「技術職・専門職」試験を確実に突破するためには、教養試験で高得点を得てライバルに差をつけることがカギです。

資料請求 講座申込 個別相談