試験の概要
- 試験日:筆記試験:2026年2月23日(月)
口述及び実技試験:2026年2月24日(火) - 合格発表:2026年3月23日(月)午後2時
- 受験願書の配布:2025年10月下旬以降
- 提出期間:2025年12月15日(月)~2026年1月5日(月)
- 受験票の交付:2026年1月下旬
詳しくは、厚生労働省のHPで確認しましょう。
試験内容
試験科目
| 一般問題 | 実地問題 |
|---|---|
| 解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)、作業療法 | 運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)、作業療法 |
試験時間
| 出題数 | 形式 | 時間 | |
|---|---|---|---|
| 午前 | 100問 専門分野(理学療法) 〔NO.1~No.50〕 ※NO.1~NO.20は実地問題 + 専門基礎分野 〔NO.51~NO.100〕 | 五肢択一 五肢択二 | 2時間40分 |
| 午後 | 午前と同じ | ||
- 専門基礎分野は、午前・午後ともに、理学療法士国家試験の専門基礎分野の問題と同問題・同配列
実地問題とは?
午前・午後試験のNO.1~NO.20に配置される設問群のこと。
一般問題と異なり、事例・症例から問われる問題で、中には小問2問立て1セットの問題設計がみられるのも特徴です。
なお、実地問題の配点は1問3点となっています。
第60回作業療法士国家試験の問題および正答は厚生労働省のHPでご覧いただけます。
出題基準と合格基準
出題基準
作業療法士国家試験の問題は、厚生労働省より発表される出題基準に基づいて出題されており、また、この出題基準は社会状況に応じて改正されています。
2024年の理学療法⼠・作業療法⼠国家試験から「令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準」が適用されることが発表されています。
厚生労働省のHPでご覧いただけます。
一般問題を1問1点、実地問題を1問3点とし、総得点と実施問題の両方で合格基準を満たせば合格できます。
過去5年間の合格基準の推移を見てみましょう。
| 合格基準 (得点/満点) | 得点率 | |
|---|---|---|
| 第60回 | ・総得点168点以上/279点 ・実地問題43点以上/120点 | ・総得点60.2% ・実地問題35.8% |
| 第59回 | ・総得点167点以上/277点 ・実地問題41点以上/117点 | ・総得点60.3% ・実地問題35.0% |
| 第58回 | ・総得点168点以上/279点 ・実地問題43点以上/120点 | ・総得点60.2% ・実地問題35.8% |
| 第57回 | ・総得点165点以上/275点 ・実地問題41点以上/117点 | ・総得点60.0% ・実地問題35.0% |
| 第56回 | ・総得点165点以上/275点 ・実地問題41点以上/117点 | ・総得点60.0% ・実地問題35.0% |
- 不適切問題のため合格基準は年により変動します。
実地問題で35%、総得点で60%の得点がおおよその合格基準となっています。確実な合格を目指すなら、実地問題で40%、総得点で70%以上の得点を狙いたいところです。
近年実地問題に小問2問立ての出題が見られませんが、例え出題された場合でも慌てないようしっかり準備しておくことが大切です。
合格率と合格者
合格率
過去5年間の合格率の推移(下図)を見てみましょう。
ここ近年は少しづつ合格率が上がっていますが、油断は禁物です。
十分な対策を取って臨みましょう。

合格者状況
| 新卒者 | 既卒者 | |
|---|---|---|
| 第60回 | 92.5% | 37.8% |
| 第59回 | 91.6% | 33.9% |
| 第58回 | 91.3% | 44.3% |
| 第57回 | 80.5% | 34.5% |
| 第56回 | 88.8% | 25.2% |
既卒者の合格率は新卒者の半分以下で非常に厳しいことがわかりますす。学業に専念できる新卒時こそ、確実に合格を勝ち取りましょう。