東京アカデミー青森校
教員採用試験対策講座
★青森県の選考方針
青森県公立学校の教員として求めるものは、
広い教養、
充実した指導力、
心身の健康、
教育者としての使命感・意欲、
組織の一員としての自覚・協調性、
児童生徒に対する深い教育的愛情等、
教育としての資質・能力・適性を有することはもちろん、
得意分野をもつ個性豊かで人間性あふれる人材です。
(青森県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項より)
★1次筆記試験は、毎年ほぼ出題される決まった分野の他、教育時事・青森県の教育施策の対策が必要。資料の内容を把握するだけではなく、キーワードや重要語句を暗記しておきましょう。
★1次専門試験のレベルが難化傾向にあります。ご自身が得意とされる内容でも気を抜かず全範囲を網羅できるよう勉強しておきましょう。
★2次試験は、個人面接、模擬授業、論作文での総合評価となる。
2022年度青森県教員採用試験の概要はこちらをクリック
過去3年(2020年度~2022年度)の結果一覧はこちらをクリック
【1次試験】
一般・教職教養試験:100点(教職教養:60点、一般教養:40点)
専門教科試験 小学校:320点、小学校以外:100点
※特別支援教育に関する事項:50点
【2次試験】
模擬授業・個人面接:150点
小論文:60点
実技:全校種100点。
【教職教養】
教育原理は教職課程・学習指導要領、生徒指導、特別支援教育、教育時事の中から、教育法規は教育基本法、教育公務員特例法からはほぼ毎年出題されている。
教育原理の生徒指導では、いじめ防止対策推進法や生徒指導提要からの文章が多いが、通知などからも出題されているため、いじめに関する文書は広く押さえる必要がある。
最新の答申・資料は出題されないが、1~2年前のものは要注意。他にも2015年夏試験で「青森県教育施策の方針」の出題はあったこともあり、青森県教育委員会の方策・指針にも目を通しておきたい。
【一般教養】
数学は方程式、確立、図形、関数から毎年出題、理科は物理が力学、光、電流から2~3年おきに出題、化学は中学レベルの化学反応式、イオン式からよく出題されている。
ご当地問題として、社会で野菜果物の生産量、青森県の緯度、ラムサール条約(湿地の保存に関する国際条約)など青森県に関する地誌情報などが3年に2回程度のペースで出題されている。
青森県の産業や文化、地理、歴史に関する出題も見られるため、「あおもり検定」(公式テキストブック、青森商工会議所発行)などにも目を通しておくとよい。
【専門教科】
小学校全科は、教科の知識を問う問題が約50%~70%、学習指導要領が約30%~50%の割合。中高は、教科の知識を問う問題が約75%~85%、学習指導要領が約15%~25%で、特に高校は知識問題が圧倒的に多い。
記述式のため、得点率は一般・教職教養よりもかなり低くなる。
以前は、指導上の留意点の記述を求める問題も見られたが、現在は学習指導要領の文章の空欄補充問題である。
ただし、一般・教養試験と異なり、教科によっては選択ではなく、語句を記入しなければならないため、確実な知識が求められる。
【ポイント!】2022年夏青森県教員採用試験では集団討論が2次試験で実施されます!
進行は、受験者の入室、確認(1分)→模擬授業(7分)→面接(12分)→願書・調書の確認(2分)→評定・資料整理(3分)
面接3人で面接官一人50点×3名で150点となる。評価項目は5項目で1項目10点満点。
【模擬授業】
課題は1人に対してA、B(教科指導系、生徒指導系)2つのテーマが用意されており、受験者が選択して20分で構想。
生徒指導系はホームルームでの指導に関する課題が多い。
教科指導系は対象学年を受験者が設定。
7分の持ち時間で、初めのあいさつはしないで、一番伝えたい部分を授業する。教材教具の使用不可。始める前に板書も可。ただし、時間として計測される。
【個人面接】
模擬授業終了後、模擬授業及ぶ具体的指導場面についての質問(6分)→全般的な学習指導・生徒指導・学級経営についての質問(6分)→願書・調書記入内容についての確認(2分)という流れ。
生徒指導に対しての質問は、現役大学生には想定質問、現在講師の方には普段の学習指導、学級運営で配慮していることや職員室・教師間の人間関係についての具体的な対応策など細かい部分まで聞かれる。
2022年度試験では、GIGAスクール構想を踏まえて、「ICTを取り入れた活動をするとしたらどんなものができると考えるか。」、わいせつ教員対策新法を踏まえて、「交通違反やわいせつ行為などの不祥事が多く指摘されているが、教員の不祥事についてどのように考えているか。」など、最新の教育時事も聞かれていた。
最新教育時事は、筆記試験では出題されないかもしれないが、面接試験では聞かれることが多く、その時事の内容と動向についてまとめておきたい。
青森県人物試験対策と最新時事は「教育時事対策ゼミ」と「自治体別ガイダンス」で整理!
【集団討論】※2022年夏試験より2次試験で実施されます!
2019年夏1次試験実施時の進行状況をお知らせします。3年ぶりの再会で、以前は1次試験で実施のものが2次試験での実施となりますので、以前の進め方とは変わる可能性がありますのでご注意ください。
受験生は6人~7人、面接官は3人。
控室から試験会場に移動し、5分で進め方の説明と討論テーマが発表される。3分で構想し、25分で討論を行う。討論終了後、1人1分程度でまとめの意見を発表する。
<過去の集団討論テーマ例>
◆小学校・中学校
子どもをインターネットが原因のトラブルから守るためには,子どもが主体的にトラブルを回避する力を育成することが大切です。このことについて,どのような取組が大切だと考えますか。話し合ってください。他
◆高校
学校生活の充実を図るためには,教員と生徒間だけでなく,生徒相互に信頼関係を築かせることが大切です。このことについて,どのように取り組むか,話し合ってください。他
◆特別支援学校
特別支援学校は,特別支援教育の専門性を生かした地域への支援が求められています。このことについて,どのように取り組むか,話し合ってください。他
◆養護教諭
子どもの心身の健康課題を解決するためには,学校と家庭の連携が大切です。このことについて,養護教諭として,どのように取り組むか,話し合ってください。他
【小論文】
教員として目指すべき姿や資質、青森県の目指す教師像、児童生徒とのかかわりに関するテーマが多い。
「自身がこれまでに培ってきたことに触れながら」「目指す教員像に触れながら」「背景にも触れながら」など、受験者の経験談や教育論、教育現場を取り巻いている状況や背景などの具体的な記述が必要。
青森県の小論過去10年分の出題例はこちらをクリック
※例年1次試験で実施される「集団討論」は2年連続で中止。
最新時事を紹介している「東京アカデミー青森校教員採用ブログ」はこちらをクリック
【通学講座】
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【短期講習】
「全自治体対応Zoom講座」の詳細はこちらをクリック
「GIGAスクール構想徹底攻略ゼミ」の詳細はこちらをクリック
「直前ゼミ・2次試験対策講座」の詳細はこちらをクリック
「大学1・2年生からの教採講座」の詳細はこちらをクリック
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