東京アカデミー青森校
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こんにちは、東京アカデミー青森校の佐井です。
2020年試験に向けた対策コラム第8弾は、人物試験の各形式-その①-です。
前回のコラムでも触れましたが、「教員採用の改善について」という審議まとめにて、
文科省は「“筆記試験の成績よりも人物評価を重視する”という基本方針に基づいた選考方法の多様化、選考尺度の多元化」
を提言しました。これを受け、各都道府県・市では多種多様な人物試験によって、受験者の教員としての適性を見極めようとしています。
どのような試験を課すかは自治体によって異なりますが、人物試験には以下のような形式があります。
①個人(個別)面接
通常1人の受験者に対し、2~4人の面接官が質問を行います。短いところでは5分程度、長いところでは45分程度と
実施時間は自治体により様々で、中には1次試験・2次試験で2回実施される場合もあります。
<対策のポイント>
限られた時間内でいかに自分の良さや熱意をアピールできるかが重要。質問に対する簡潔な回答を予め練って、
はきはき答えられる練習をしておきましょう。
②集団面接
3~10人の受験者を対象に、2~5人の面接官が質問を行います。実施時間は20分~50分程度と幅があります。
一人一人が順番に指名または挙手にて答えるパターンと、試験直前に配布された資料についての意見を
面接官の指示により発表していくパターンがあります。
<対策のポイント>
同グループ内の受験者が相対的に見られ、個人面接に比べ多面的に評価されます。面接官に好印象を残すための、
自分の体験・信念に基づいた発言が大切です。また、他の受験生の回答中には聞く態度・周りの状況に目を配る
態度を示せているかも評価されます。
③集団討論
1グループ3~10人の受験生に対し、2~5人の面接官が監督となります。面接官より議題もしくは資料が与えられ、
そのテーマや内容について受験者同士で討論を行います。実施時間は20分~50分と幅があります。
<対策のポイント>
自分の意見をしっかり話すことだけでなく、周囲の発言にも耳を傾け、討論を正しい方向に導いていくことが重要です。
ただし、評価はグループ評価でなく個人評価なので、集団の中で自分をアピールする必要があります。また、発言内容
だけでなく足の位置や手の置き方、発言中の姿勢など、細かい態度面も評価の対象となります。
上記は、1次試験・2次試験問わず多くの自治体で導入されている試験です!
特に1次試験で人物試験を実施する自治体の受験を検討されている方は、
筆記試験と並行して自分なりの志望動機、教育にかける熱意を言葉で
まとめておくようにしましょう。
次回コラムでは、人物試験(各形式)-その②-をお伝えいたします!