東京アカデミー東京校
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みなさん、こんにちは!
社会福祉士国家試験対策の予備校=東京アカデミー東京校の社会福祉士国家試験担当です!
東京アカデミー東京校ではオンラインによる社会福祉士国家試験対策講座を6月22日(日)から開講いたします!
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受験生が知っておくべき知識や、過去問題を見ていくことにしましょう!
「今日の1問!」と題して、過去問題を見ていきます。
本日も第36回の問題からです!
問題9 次の記述のうち、オペラント条件づけの事例として、最も適切なものを1 つ選びなさい。
1 電車に乗っているときに事故にあってしまい、それ以降電車に乗るのが怖くなってしまった。
2 以前に食べたときに体調が悪くなった食品を見ただけで、気分が悪くなってしまった。
3 犬にベルの音を聞かせながら食事を与えていると、ベルの音だけで唾液が分泌するようになった。
4 人に迷惑をかけるいたずらをした子どもを叱ったら、その行動をしなくなった。
5 病院で受けた注射で痛い経験をした子どもが、予防接種のときに医師の白衣を見ただけで怖くなって泣き出した。
レスポンデント条件付けとオペラント条件付けの具体例をちゃんと答えられるか、が勝負!不随意か随意か、が見分けるポイントですね!
1 × 何らかの刺激に対して不随意的な反応(意思では制御できない反応)をするようになる学習を「レスポンデント条件づけ」といいます。
選択肢は、電車で事故にあい、それ以降電車に乗ることが怖くなってしまうという、意思では制御できない感情反応が出ているため、レスポンデント条件づけによるものです。
2 × 以前食べたときに体調が悪くなった食品を見るという刺激により、気分が悪くなるという不快な反応(意思では制御できない反応)が起こっているため、レスポンデント条件づけによるものです。
3 × 本来、ベルの音は唾液の分泌とは全く関係のない刺激ですよね。しかしこの場合のように、ベルの音を聞かせながら食事を与え続けることにより、ベルの音が唾液の分泌をさせるようになります。これは、レスポンデント条件づけによるものです。
4 ○ 人や動物が自発的にある行動を行い、強化子(えさなどの報酬)を得ることにより、特定の行動を頻繁にするようになる学習のことを「オペラント条件づけ」といいます。
オペラント条件づけには4 つの型があり、本選択肢のように、叱るという嫌悪的な強化子により、行動の頻度を減少させるものは「正の罰(正の弱化)」といいます。
5 × 本選択肢では、病院で受けた注射で痛い経験をしたという嫌悪刺激による条件づけにより、白衣への恐怖(意思では制御できない反応)が形成されています。これは「レスポンデント条件づけ」によるものです。
正答 4
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皆様の合格を心より応援しています!