東京アカデミー池袋校
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みなさんこんにちは。東京アカデミー池袋校の公務員担当です。
今回は国税専門官の専門試験対策についてご紹介いたします。
2025年度より国税専門官の試験内容が大きく変わります。
⇒ 国税専門A区分(多肢選択式)の必須科目の出題内訳の見直し・選択必須科目の導入
【試験制度の変更点】
<2024年度試験まで>
・必須科目:民法・商法8題+会計学8題 以上16題を必ず解答
・選択科目:憲法・行政法6題/経済学6題/英語6題/財政学6題/経営学6題/政治学・社会学・社会事情6題/商業英語6題 これら7科目から4科目(各6題)を解答
<2025年度試験から>
・必須科目:民法・商法2題+会計学2題
⇒ 以上4題を必ず解答
・選択必須科目:民法・商法6題+会計学6題+憲法・行政法6題+経済学6題+英語6題
⇒ これら5科目から4科目(各6題)を解答
・選択科目:財政学6題+経営学6題+政治学・社会学・社会事情6題+商業英語6題
⇒ 「必須」「選択必須」以外の残り12題は、「選択科目」の24題および「選択必須科目」で選ばなかった6題の中から自由に好きな問題を選んで解答
★最大のポイントは「会計学」の知識・学習経験がほとんどない人にも受けやすくなったということになります。(必須科目の2題は必ず解答しなくてはなりませんが、選択必須科目では会計学を避けることができます。)
★国税ならではの科目であった「会計学」の学習負担が減るため、国家公務員一般職試験(大卒程度/行政区分)や地方公務員上級試験との併願はこれまで以上にしやすくなりました。
【専門試験(記述式)の概要と憲法のテーマ】
憲法、民法、経済学、会計学、社会学の5題から1題を選択解答
解答時間は1時間20分
国税専門官の専門記述“憲法”のテーマ25年分を下記にまとめています。
赤字が人権、青字が統治で、★のついているのが事例問題です。
2024 選挙制度の諸原則 ←NEW
2023 信教の自由と政教分離の法的性格・審査基準
2022 新しい人権(プライバシー権)・私人間効力★
2021 職業選択の自由
2020 司法権の独立
2019 学問の自由
2018 衆議院の解散
2017 政教分離★
2016 営業の自由★
2015 幸福追求権
2014 衆議院の解散(▲事例問題のような一行問題)
2013 表現の自由★
2012 表現の自由(営利的言論)・営業の自由★
2011 集会の自由★
2010 職業選択の自由★
2009 地方自治
2008 学問の自由★
2007 表現の自由★
2006 違憲審査権
2005 国政調査権
2004 人身の自由(31条)
2003 委任命令
2002 私人間適用
2001 財産権
2000 憲法改正
人権に関する事例問題の解き方を知っておくと良いでしょう。
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