東京アカデミー高知教室
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こんにちは。東京アカデミー松山校です。
この春から実習が始まる看護学生さん、そろそろ心の準備をしている時期ではないでしょうか。
「実習、大変そう…」
「国試の勉強もしなきゃいけないのに…」
そんな不安の声もよく聞きます。
でも実は、実習はそのまま国試対策になるんです。
今回は、実習の中で「ここを見ておくと国試に活きる!」という視点をお伝えします。
実習中、看護師さんの様子を**“観察する”**という意識を持つだけで、学びの質が大きく変わります。
第114回の国試では、「状況設定問題」で**“判断力”**を問う新しい問題が増えました。
そのため、実習中に「看護師さんが何を見て、どう判断し、どんな行動を選んでいるか」に注目しておくことがとても大切なんです。
たとえば、こんなポイントを意識して観察してみましょう:
バイタルや訴えなど、どんな情報に注目しているか
状況をどうアセスメントし、どんな優先順位でケアを行っているか
医師や他職種と連携するとき、どのタイミングで、何を伝えているか
これらは、実際の国試でよく出る
「この時、最も適切な看護行動はどれか」
「最も優先すべきケアはどれか」
といった問題の“リアル版”です。
実習中に「あの場面、看護師さんはなぜこう判断したのかな?」と考えるクセをつけておくと、
後日過去問を解いたときに、**「あ、あのときの判断だ!」**とリンクして理解できることが増えます。
これは、暗記ではなく「実体験と結びついた理解」なので、本番に強い力になります。
実習が終わったあと、その日の印象に残った看護師さんの判断や行動をメモに残すのもおすすめです。
どの情報から、何を判断していたか
学校では学んだけど、現場で初めて見たケア
自分が「なぜ?」と思った場面や行動
こうした記録が、あとで国試対策を進めるときにオリジナルの参考書になりますよ。
実習では、「与えられた課題」に取り組むだけで精一杯になることもあるかと思います。
そんなときは、「看護師さんをよく見る」「判断の流れを追ってみる」というシンプルな目標から始めてみましょう。
東京アカデミーでは、週1コース受講生にも「実習をどう国試につなげるか」という視点を一緒に整理しています。
自分なりの観察のコツを見つけたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
実習は、ただ「やる」だけではもったいない。
ちょっとした視点の持ち方で、国試に直結する学びに変えることができます。
観察して、考えて、あとから振り返る。
このプロセスこそが、判断力のベースを育ててくれるんです。
次回は、実習や勉強をどう両立するか──
「自分に合ったスケジュールの立て方」についてご紹介します。お楽しみに!
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