東京アカデミー東京校
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こんにちは!社会福祉士国家試験対策の予備校=東京アカデミー東京校の社会福祉士国家試験対策担当です。
今日は、過去問題を解いてみましょうパート(3)です!
「心理学と心理的支援」から第36回の問題です。
問題14 クライエント中心療法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
1 クライエントの話を非指示的に傾聴していく。
2 解決に焦点をあわせ,クライエントの強みを発展させる。
3 クライエントの家族関係を変容しようとする。
4 クライエントの意識を無意識化していく。
5 クライエントの認知や行動に焦点を当てていく。。
【解答と解説】
1 ○ クライエント中心療法では,カウンセラーが知識や権威などによって意見やアドバイスをするのではなく,クライエントを尊重し,非指示的に傾聴することが求められる。
2 × 解決志向アプローチに関する記述である。解決志向アプローチは,短期間にクライエントの状況を改善することを目的に考案されたブリーフ・サイコセラピー(短期療法)の一つで,問題の原因の追求より
も解決を重視し,未来志向でクライエントと関わる療法である。
3 × 家族療法に関する記述である。家族療法には様々な考え方やアプローチがあるが,中心的なものは,家族はその構成員がお互いに影響を与えあう1 つのシステムだと捉えるシステム理論によるアプローチで
ある。
4 × 無意識化という概念はない。フロイト(Freud,S.)によって創始された精神分析理論に基づく心理療法では,クライエントの無意識下に抑圧された葛藤を意識化していく自由連想法を用いて治療を行う。
5 × 認知行動療法に関する記述である。行動療法と認知療法の技法を組合せ,クライエントの非適応的な行動や不適切な認知のパターンを変容することを目指すものである。
ということで、正答は 1 でした!!
クライエント中心療法はしっかりと覚えておきたいところです!
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