【大卒程度公務員】国家一般職の＜基礎能力試験＞対策法

こんにちは☆
東京アカデミー横浜校の公務員試験対策担当です。
今回のブログでは、国家一般職での【基礎能力試験対策】についてご紹介します。

試験の内訳についてですが、基礎能力試験では一般知能の占める割合が大きく、2024年度の出題科目内訳では以下のようになっています。
出題数30問：一般知能24問　一般知識5問　情報1問
2024年度より、基礎能力試験の出題数や科目に変更があった事はご存じかと思います。
では、実際の出題数はどうだったのか見ていきましょう。

上記のように、＜一般知識＞からの出題が大幅に変更となりました。
特に、時事問題は、3問から5問に増加し、一般的な知識を問う「自然科学・人文科学・社会科学」からの出題がなくなりました。
では、「自然科学・人文科学・社会科学」は学習しなくても良くなったということでしょうか？
それは、大きな落とし穴です！！！
5問に時事問題において、日本史や化学、地学、政治を絡めた問題からの出題であることから、基礎的な知識習得は必要不可欠です。

ですが、＜一般知能＞の科目からの出題が約8割を占めているため、合格最低ラインを60～70％としたとき、国家公務員一般職の教養（基礎能力）試験では公務員独自の問題である一般知能をどう攻略するかが合否のポイントとなります。

文章理解

　現代文においては、2012年度以降、毎年6問出題されています。内容としては、「文明・文化論」からの出題が最も多くなっていますが、「哲学・言語論」からも毎年のように出題されています。出題形式は、2012年度以降は2018年度を除き、文章整序1問、空欄補充1問、内容合致が4問となっています。
　英文においては、2024年度は4問出題されています。内容としては、「科学・生態」「文化・芸術」「人間」からの出題。出題形式は、文章整序と空欄補充が1問ずつ、それ以外は内容合致です。
　現代文を解くうえで必要なのは、集中して文章を読む力をつけることで、日頃から新聞などに目を通し、文章の要点を意識して読み進める癖を付けましょう。
　英文も長い文章に慣れる練習をして、わからない単語に直面した時に前後の内容から類推できるような力を付けましょう。

一般知能

　数的推理は2024年度は、4問出題されており、出題分野としては「場合の数・確率」は毎年出題、「方程式・不等式」「平面図形」からの出題も比較的多いのが特徴です。
　判断推理は2024年度は、6問出題されており、出題分野としては「対応関係」「位置関係」は毎年出題されており、国家一般職を受験するのであれば「順序関係」「対応関係」「位置関係」の3分野の対策は必須です。
　空間把握は2024年度は、1問出題されており、出題分野に偏りはなく、過去5年間すべて異なる分野から出題されています。
　資料解釈は2024年度は、3問出題されており、出題分野としては「数表」「グラフ」の両方から毎年出題されています。
　一般知能分野は、過去問で基本パターンを習得し、頻出分野のみならず、様々な問題に慣れておくことをお勧めします。 

一般知識

　前述したように、人文科学・自然科学・社会科学としての出題ではなく、時事問題に絡めて各分野の基礎的知識が出題されました。
そのため、時事だけでは解答を導き出せないことも考え、関連した知識整理を行う必要があります。
　そのため、2024年度の試験問題がどのような出題形式だったかを確認し、基礎的知識の習得をしていきましょう。

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