東京アカデミー神戸校
ブログ
みなさん、こんにちは。東京アカデミー神戸校公務員担当です。
今回はみなさんに救急車ひっ迫アラートをご紹介します!
救急要請が増加し、非常用救急小隊の編成が必要となる場合など、
救急出場体制のひっ迫度合いを伝え、救急車の適時・適切な利用を強く訴えかけることを目的としています。
東京都では2024年、救急隊の出動件数が91万9000件を超え、過去最多となりました。
2024年終わりから2025年1月現在までも、インフルエンザの流行や、高齢者が喉に餅を詰まらせてしまう窒息事故、飲酒運転事故などで救急要請が増加しています。
救急車を呼び、現場に到着するまでどのくらいかかるかご存じですか?
2023年は全国平均が10.3分と、10分の壁を越えました。
2024年では9.54分とやや縮まったといえ、約10分かかりました。
救急の要請が多いと、近くの救急車が出動しているため、遠くにいる救急車が出動することになり、到着までより時間がかかってしまいます。
このような背景には、単身高齢者や「老老介護」世帯の増加、往診する医師の減少などがあります。
タクシー感覚で救急車を呼ぶような不適切な利用も一因となっています。
そんな中、茨城県では、2024年12月より
「救急搬送されたものの、緊急性はなかった」と医師が判断した患者から、費用を徴収することにしました。
都道府県単位では初の試みとなり、1100円~1万3200円を請求します。
6月から同様の運用を始めた三重県松阪市では、開始3か月で救急車の出動件数が約2割減るなど一定の効果があったとされています。
このような取組も全国で検討し、救急車が本当に必要な人にいきわたるようにしたいですね。