東京アカデミー池袋校
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みなさまこんにちは、こんばんは。
東京アカデミー池袋校の公務員担当です。
自治体・職種別 2025年の採用試験はこうなる! ~警視庁警察官Ⅰ類編~
警視庁警察官採用試験はこれまで、「1年に3回(3日程)実施する」「他にはない国語試験(漢字テスト)を課す」……など、独自のやり方で行われてきました。しかし、令和7(2025)年度・令和8(2026)年度の採用試験から、「多くの人が受けられる」ことを重視し、試験のしくみを大幅に変えます。現時点で公表されていることを簡単にまとめておきましょう。
★令和7(2025)年度採用試験からの変更点
・1次試験に適性検査(SPI3)方式を新たに導入。従来型の教養試験とSPI3のどちらかを選んで受験できるようになる。
・従来型の教養試験で受ける場合も、受験者の負担を軽くする。具体的には出題数を50題から30題に削減。これまで出されていた歴史・地理・数学・理科などの問題は出さず、かわりに時事問題を出題。また、試験時間も2時間から1時間10分に短縮。
・1次の論文試験は試験時間を短縮(従来の1時間20分から1時間に)。
・国語試験(漢字テスト)は完全に廃止。
・1回目採用試験(1次試験4月)は1類だけでなくⅢ類(高卒者対象)も実施。
*これまでⅢ類の採用試験は2回目の採用試験(1次試験9月)以降の日程で実施されていた。)
・3回目の採用試験(1次試験1月)はⅠ類・Ⅲ類ともに廃止。
★令和8(2026)年度採用試験からの変更点
・警察官1類1回目の試験で大学3年生も受けられる「前倒し1次試験枠」(2026年1月実施:SPI3枠のみ)を新設 *Ⅲ類には「前倒し枠」なし。
・警察官1類1回目試験の通常日程も、従来から1か月早めて1次試験を3月に実施。
・「前倒し1次試験枠」で不合格の場合、2025年3月に実施される1次試験を再度受験してOK
2025年度1回目の1類採用試験では、教養試験とSPI3のどちらを選ぶべきでしょうか。 民間企業との併願を考えている人は当然SPI3でよいでしょう。一方、警察官(や消防官)といった公安系職種に絞って受けるつもりの方なら、教養試験の方が無難かも……。(他の県警や消防を併願する場合には、従来の教養試験で受けなくてはならない可能性が高いため。)なお、警視庁警察官を教養試験で受ける場合、歴史・地理・数学・理科などは出題されませんが、他の県警(あるいは消防)などとの併願を考えると、こうした分野の学習を完全に切らないほうがよいケースも考えられますね。
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