東京アカデミー秋田校
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秋田県内の看護学生の皆さん、国家試験担当の渡辺です🐶
国家試験の対策で必要な過去問題=既出問題ですが、保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会(令和3年3月)における報告書では、「既出問題の活用は、難易度の安定化の観点からも有用であり、引き続き活用する」と述べられていました。
また、国家試験では、プール制で過去問が使いまわされる場合が多い、とご存じの方が多いと思います。
使いまわしと言っても、一般問題として出題された問題が、問い方を変えて必修問題として出題されるケースもあります。
何問かチェックしてみましょう✨
第111回・午後
〔問題 15〕低体温から回復するための生体の反応はどれか。
1.発汗
2.ふるえ
3.乳酸の蓄積
4.体表面への血流増加
正答 2
この問題は(中略)第104回で一般問題として出題された問題の選択肢を改変したものとなっています。低体温からの回復なので、体温を上げる反応、熱の産生を亢進させる作用が必要です。熱の産生に関与する代表的なものに「骨格筋のふるえ」があります。したがって正答は2です。選択肢1と4は熱を逃す作用(熱放散)、選択肢3は無酸素運動によって骨格筋に蓄積され、体温調節には関係しない事項です。
第109回・午前
〔午前 23〕皮下注射で適切なのはどれか。
1.注射部位を伸展する。
2.注射針は18~20Gを使用する。
3.針の刺入角度は45~90度にする。
4.皮下脂肪が5mm以上の部位を選択する。
正答 4
第99・100回国試においても、皮下注射に関する同様の出題があり、反射的に選択肢1をマークしてしまった人もいるのではないでしょうか。せっかく過去問題を学習しても「問われ方が前と違ったから解けなかった」と得点を失うのはもったいないことです。学習中に簡単・さっくり解ける問題であっても、一度は立ち止まり+α事項の確認をしておくとよいでしょう。
3.おわりに
必修問題は試験当日、平常心で臨むことが大切です。気負わず、深読みせず、焦らずに自分の力を信じて素直に答えていくこと、それが必修問題攻略の要です。
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東京アカデミー秋田校 渡辺でした。