東京アカデミー熊本校
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こんにちは。
公務員試験対策予備校、東京アカデミー熊本校の公務員担当です。
昨日は、専門職試験の一次試験が実施されました。受験された皆様、お疲れ様でした。
来週(6月12日)はいよいよ国家公務員一般職試験の一次試験が行われます。
これまでの成果を存分に発揮できるよう、最後まで頑張ってください。
さて、本日は国家一般職の試験日が近いということで、教養試験で出題されがちな法律改正関連の中から、成年年齢の引き下げに関する時事ネタをご紹介します。
まず、成年年齢の引き下げについてですが、2022年4月1日より民法の成年年齢を20歳から18歳に引き下げることを内容とする「民法の一部を改正する法律」が施行されました。
施行の目的としては、成年年齢の引き下げにより18歳、19歳の若者の自己決定権を尊重し、積極的に社会参加を促すためとされています。
また、成年年齢の見直しは明治9年以来約140年ぶりとなるそうで、2022年4月1日に18歳または19歳の方は2022年4月1日より新成人となります。
これに伴い、熊本市は毎年1月に行われる「成人式」の名称を変更し、これまで同様20歳を対象にした式典を開催するとしています。
なお、法務省の調査によると、成人年齢引き下げ後に18歳対象の式典を開くのは、北海道別海町と三重県伊賀市の2市町のみ(2022年1月時点)。
熊本市含めほとんどの市区町村は20歳対象の式典を継続するとのことです。
では、成人年齢の引き下げでどのようなことが変更になったのでしょうか。
大きな変更点を以下へまとめてみました。
【18歳に変更されるもの】
・親権者の同意なしでの契約(携帯電話の契約やクレジットカードの契約など)
・10年有効のパスポートの取得
・公認会計士や司法書士、医師免許などの国家資格の取得
・性同一性障害の人の性別変更の申し立て
・女性の結婚可能年齢が16歳から18歳へ引き上げに
【20歳が維持されるもの】
・喫煙、飲酒年齢
・競馬、競輪、オートレース、ボートレースなどの購入年齢
・養子をとることができる年齢
・大型・中型免許の取得
なお、成年年齢の引き下げに伴う変更点は、出題される可能性が高いです。
今一度内容を確認し、抑えておくことをおすすめします。
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