東京アカデミー立川校
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こんにちは。高卒程度公務員試験対策の予備校=東京アカデミー立川校の福島です。
高校生・高卒対象の公務員試験講座への関心が高まっています。
中でも「高卒で公務員を目指すのか、大学に進学してから目指すのか」や「公務員の待遇はどうなのか」と言った質問が多く見受けられます。
詳細は、コチラをご覧いただければと思います。
公務員の魅力・試験、年齢制限、社会人枠などのご紹介ページへ▶
公務員試験というと「難しい」という印象を持たれている方が多いように思います。
客観的なデータで確かめてみましょう!
国家公務員試験採用情報NAVIのホームページによりますと、国家公務員一般職(高卒者程度)の得点は「素点(基礎能力試験と適性試験はともに1問1点)」ではなく、
「標準点(=偏差値)」により算定されます。
昨年実施の令和2年度・事務の関東甲信越の第1次試験合格点は、390点(令和元年は391点)でした。
基礎能力試験を素点24点(満点は基礎能力試験は素点40点)=6割の得点
適性試験を素点100点(適性試験の満点は素点120点)=約8割を取ると、
㋐:基礎能力試験の標準点
10×4/9×(15×(24-19.308)/5.506+50)=279.032
㋑:適性試験の標準点
10×2/9×(15×(100-44.077)/14.074+50)=243.561
㋒:㋐+㋑=522.593>390
ですので、合格点を超えます。。
したがって、基礎能力試験最低6割、適性試験最低8割取ることができれば、
合格最低ラインに届くことになります。
ちなみに、
基礎能力試験の素点1点(=1問の正答)を標準点に換算すると、
10×4/9×(15×1/5.505)=12.110
適性試験の素点1点を標準点に換算すると、
10×2/9×(15×1/14.074)=2.368
となります。基礎能力試験で1問の正答が、適性試験の5.114問正答と同じ価値であることが分かります。
また、令和元年度事務関東甲信越の最終合格点は521点(令和元年度は555点)でした。
作文試験を素点4点(ただし第一次試験合格者の中での競争となります)、
人物試験がC判定だとすると
㋓:作文試験の標準点
10×1/9×(15×(4-4.125)/0.773+50)=52.860
㋔:人物試験の標準点
100点
㋕:㋒+㋓+㋔=675.453>521となりますので、
合格点に達します。
国家公務員一般職(高卒者程度)の試験は近年易化傾向であると言われますが、
以上の通り、基礎能力試験6割、適性試験8割、作文試験4点、人物試験C判定で、十分合格圏に到達することが分かります。
また以上の事例で人物試験がB判定としますと、
C判定の場合より標準点が48点もアップしますので、
基礎能力試験であれば48÷12.110≒4問、
適性試験であれば48÷2.368≒20問、不正答でも合格できる計算になります。
ただし弊社主催の第一次試験採点会の実施結果によりますと、
第一次試験の合格者は、概ね適性試験84点(正答率70%)以上取っております。
適性試験の目的は書類の処理能力を確かめるためです。
公務員の仕事は書類やデータを正確に処理する能力が求められることが多いですので、
その能力があるのかないのかを確かめるのです。
そのため、適性試験はオーソドックスで定型的な問題ばかりとなりますので、
問題に慣れておき出題の癖を覚えておけば、
基礎能力試験の対策よりも試験範囲が格段に狭いため十分に得点源となる試験科目です。
適性試験の対策をすることが国家公務員一般職(高卒者程度)の合格に近づくものと言えます!
もちろん、作文試験や面接試験の対策を万全にしておけば、
合格はより近くなることでしょう。
受験をお考えの方は、入会前に是非一度弊社各校へお立ち寄りください。
試験情報や有効な対策、
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東京アカデミーのトータルの対策について説明いたします。
みなさまのお越しをお待ち申し上げます。