東京アカデミー立川校
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こんにちは。教員採用試験対策の予備校=東京アカデミー立川校の福島です。
昨日から大量の黄砂が日本国内にも飛んでくるとのニュースがありました。
花粉症や感染症を悪化させるおそれがあるとのことですので、気を付けていきましょう!
さて、2月18日にすでに発表されているのですが、
兵庫県の教員採用試験の変更点の中に、
「ICTを活用した模擬授業の導入」があります!
兵庫県教育委員会のホームページによりますと・・・
1 ICTを活用した模擬授業の導入(新規)
GIGAスクール構想及び兵庫県学びのイノベーション事業により、学校のICT環境整備が進む中、全ての教員がICTを活用し、児童生徒に個別最適化された授業実践を行うことが求められる。
このため、まず、中学校(技術)において、タブレット端末を使用した模擬授業を導入し、ICT機器の活用を含めた授業実践力を評価する。
※ 環境が整えば、中学校(技術)以外の区分教科にも導入する場合がある。
ということで、
中学技術での受験に限るようですが、「環境が整えば環境が整えば、中学校(技術)以外の区分教科にも導入する場合がある。」とのことなので、
注意は必要ですネ。
タブレットを利用した授業構想を行う必要が出てきています。
元々、兵庫県は1次試験の筆記試験のなかで、他の自治体に比べて
コンピューターに関する問題が多く出ていましたので、
さすが兵庫県!という感想を持ちました。
ICTに関する教育実践例を学んでいく必要があります。
ちなみに、東京アカデミー立川校では、ラーニングコモンズのコースで電子黒板やタブレット等を使用した講義を行っています。
次は「ラーニングコモンズ5月生」の開講が決定しております。
詳細は、また近日中に発表いたします!
また、兵庫県の変更点として注目されるのが、
「新たな専門的知識・技能を有する者の確保」です。
2点あります。
不登校やいじめ、自殺等、生徒指導上の課題が増加する中、引き続き「心の教育」 の推進が必要であり、心理の専門的な知識や技術を持った人材が求められる。
このため、加点措置の対象に公認心理師の資格所有者を新たに追加し、「公認心理師、臨床心理士の資格所有者」とする。
〔第1次選考試験における加点:20 点〕
筆記試験において教育心理は出題数もそれほど多くないので受験生にとって軽視されがちですが、
新学習指導要領も教育心理の最新の知見を活かしたものになっておりますし、
「心理学」を学び続けることで、「教育」に生かせることは多々あると思います。
人間が対象なのですから・・・。
新たな在留資格の創設により、日本語指導が必要な児童生徒数が増加傾向にあり、 これに対応できる人材が必要となっている。
このため、加点措置の対象に日本語指導に関する資格所有者を新たに追加する。
以下の3つのうち、いずれか1つに該当する者
1 大学等で日本語教師養成課程を修了した者、または修了見込みの者
(主専攻は所定の単位、副専攻は26 単位以上を修得すること)
2 文化庁への届け出が受理された日本語教師養成講座(420 時間)を修了した者
3 日本語教育能力検定試験(公益財団法人 日本国際教育支援協会)に合格した者
〔第1次選考試験における加点:10 点〕
教職の勉強もあるのに、と思われるかもしれません。
しかし、子どもたちへの教育に生かせる技術を身に着けておくことで
教員になった後に、良い授業を行えたり、学級経営にもうまく活かせるのだと思います。
なお、兵庫県は、1次試験の集団面接は早いのですが、
1次試験の筆記試験が7月11日で関東甲信の1次試験と被る可能性がありますので、
東京都との併願は難しいでしょう(東京都の試験日の発表はまだですが、近隣の神奈川、千葉などが7月11日で公表済みです)。
〈参考〉
兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験日程
1 第1次選考試験(集団面接、筆記試験)
【集団面接試験】 令和3年6月26日(土)
【筆記試験(一般教養、教科専門)】 令和3年7月11日(日)
2 第2次選考試験(模擬授業・個人面接試験、実験実技試験)令和3年8月中旬~下旬
※ 詳細は、4月中旬に教員採用候補者選考試験実施要項で公表予定。