東京アカデミー東京校
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー立川校の教員採用試験担当です。
本日は、春期短期講習のご案内です。
春期短期講習では、筆記・人物試験対策ができる様々な講座を開講致します。
関東の自治体に対応した講座もございますので、志望自治体に即した対策もとることができます。
本日は、立川校で実施する講座の1つをご紹介させていただきます。
【東京都対策】ブラッシュアップ!単元指導計画(小・中高・特別支援志望者対象)
実施日時:5月2日(日)12:20~14:20、14:30~16:30
実施形式:オンライン(Zoom)講義
この講義では、「主体的・対話的で深い学び」を取り入れた単元指導計画の作成方法をレクチャー致します。
東京都の指している単元指導計画については、実施要項に説明が記載されています。
「単元」とは学習内容の一つのまとまりを指し、「単元指導計画」とは複数時間にわたって授業を組み立てる計画のことをいいます。ただし、音楽、美術、家庭及び技術の受験者は「ある題材に基づく一連の指導計画」を、自立活動、理療及び養護教諭の受験者は「学習指導案」を、それぞれ「単元指導計画」に代えて作成し、面接当日に提出します。(2020年夏東京都公立学校教員採用候補者選考 実施要項より)
見本書式などの具体的な作成要領は、一次試験合格者に郵送で通知されます。
二次試験の個人面接内で単元指導計画についての質問が行われます。
試験当日に作成するのではなく、事前に作成をしたものを提出します。
事前作成であれば、現職の方など教育に知識の深い方に作成してもらえば良いのでは・・・と思いつく方もいらっしゃるかと思います。
東京都では、単元指導計画自体に点数はつかず、記載の内容に関連した回答が評価されます。
面接官からの質問内容は細かい点にも及びます。
教材を選んだ理由や一番つまずきやすいと考える部分、評価方法の設定理由など単元指導計画の内容から発展した質問が課されています。
このような質問にとまどうことなく回答するためには、具体的な授業のイメージを持っておくことが必要です。
そのため、単元や教材を選ぶところから「自分で実際に授業をする」といった心構えで作成することをおすすめします。
個人的な見解となりますが、事前に作成させるねらいとして、授業計画を作成する力を養成させる意図もあるのではないでしょうか。
単元指導計画の作成の際には学習指導要領が必須です。
授業は学習指導要領に沿って展開をしなければなりませんので、内容を反映させる必要があります。
平成29・30年改訂学習指導要領の特長であり、単元指導計画に取り入れるべき点の1つが「主体的・対話的で深い学び」です。
「主体的・対話的で深い学び」の工夫が他受験者との差をつけられるポイントになります。
どのような取組が「主体的で対話的な深い学び」になるのか、考えを深めて効果的な方法を取り入れていきましょう。
このような単元指導計画を完成させるには、十分な時間が必要となります。
書式通り完成させるだけでなく、面接官からの質問を想定しながら内容を決めなければなりません。
また、筆記試験と異なり、人物試験には完全な正答はありませんので、どの面接官からも一定の評価を取れるような対策が求められます。
そのためには、単元指導計画の内容、回答ともに万全の準備が必要です。
単元指導計画は、教科指導力を見せる重要な資料となりますので、ぜひ早期から対策を進めていきましょう!
春期短期講習の詳細はこちらよりご確認ください。