東京アカデミー新潟校
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こんんちは。
東京アカデミー新潟校教員採用担当の大村です。
今月6日にオーストラリアの砂漠で回収されたはぶさ2の帰還カプセルが、昨日日本に到着しました\(^o^)/
教員採用試験では、学校で習う理科の基礎知識の他に、ノーベル賞や環境問題、世界自然遺産、宇宙科学など、「理系の時事問題」がしばしば出題されます。
実際に、2015年夏の新潟県・新潟市の教養試験では、人工衛星・探査機に関する問題が出題されました。
我が国の人工衛星,探査機を説明した文として適切でないものは,次の1 ~ 5 のうちどれか。
1 .小惑星探査機「はやぶさ」は,小惑星までイオンエンジンを使った飛行を行い,自律的に小惑星に近づき,その表面から,物質のサンプルを持ち帰ることを目的としていた。
2 .世界最大級の地球観測衛星「だいち」は,地図作成,地域観測,災害状況把握,資源調査などへの貢献が目的である。東日本大震災では被災地を撮影し,各関係機関に情報を提供した。
3 .実験用中継放送衛星「ゆり3 号」は,BS- 2 の放送サービスを継続するとともに,増大かつ多様化する放送需要に対応するための,より高度な放送衛星に関する技術の開発などを目的として打ち上げられ,ハイビジョンの試験放送等に利用された。
4 .静止気象衛星「GMS」シリーズは,「ひまわり」の愛称で知られている。東経140度の静止軌道上に配置され,ここから送られる地球雲画像の観測データは,天気予報で利用されている。
5 .火星探査機「のぞみ」は,火星の上層大気を太陽風との相互作用に重点をおいて研究することを主な目的としていた。度重なるトラブルに見舞われたが,火星軌道に投入され,観測を行った。
正答は5
ちょうどはやぶさ2が打ち上げられた直後の採用試験でしたので、(問題文の中に「はやぶさ2」について問う記述はありませんが)最新時事を絡めた出題がされたといえるでしょう。
他にも2010年夏に秋田県で、2011年夏に京都府で出題されるなど、頻度は高くないですが、時折教員採用試験でも出題される分野です。
日本の宇宙科学分野における大きなトピックスですので、2021年夏の採用試験では、どこかで出題されるかもしれませんね。
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