地域の高校生を応援します Part.8【異を唱えているの?!失敗する面接回答】


異を唱えているの?!失敗する面接回答

はじめに 「異を唱えているの!?」とは

 面接試験とは面接官と受験生の会話のキャッチボールとお考えください。お互いにコミュニケーションを取りながら、面接官は一緒に働きたいと思う受験生を探す場であり、受験生にとってはここで働きたいという職場を探す最終段階でもあります。そのような場である面接試験において、今回のテーマである「異を唱えているの!?」という言葉は、言い換えると「反対の意見を述べているの!?」となります。
 面接試験において「反対の意見」とは何だと考えますか?
 それは
 『この受験生を部下に持ちたくないな・・・・』
 『表面だけを取り繕って、本心を話していないな・・・・』
 『この受験生は本気でこの職に就きたいと考えているのだろうか・・・』
 などと面接官に反発の感情(疑問の念)を抱かせてしまうような面接での受け答えや振る舞いです。

 東京アカデミーではこれまで全国の公務員試験で実施された面接試験の情報を収集し、様々な受験生を合格に導くための対策および指導を行ってきました。そのノウハウの中から、今回は「失敗する面接回答」についてお届けすることで、『失敗しない面接回答』のご指導に役立ちましたら幸いです。
 近年の公務員試験において導入されている面接試験の手法として、コンピテンシー評価型が代表的です。まずはその手法を理解することをお勧めいたします。当ホームページ「高校進路指導ご担当先生向け公務員試験情報サイト」の中でシリーズPart.4「のどから手が出るほど欲しい。面接質問事例集」でコンピテンシー評価型面接について、記載しておりますのであわせてご確認ください。

『異を唱えているの!?』①発言内容から面接官が反感を抱く回答例

 発言内容からとは、面接官に反発の感情を持たれてしまう回答内容です。そのいくつかを事例をもとに失敗する面接回答を紹介いたします。

  事例①なぜ進学を考えなかったか?などの志望動機に関する質問
「両親(先生)から公務員の受験を勧められたからです」
⇒自分の意志ではないという積極性の無さから、反発の感情を抱きます。
  事例②併願先と希望順位に関する質問
「他に2箇所受験していますが、こちらは第二希望です」
⇒本命じゃなく単なるすべり止めかという気分の悪さから反発の感情を抱きます。
  事例③万一、不合格になった場合どうするかの質問
「これから民間企業を探そうと思っています」
⇒1回であっさり諦めるということは、どうしても働きたいと思える魅力がないのかと感じさせる気分の悪さから反発の感情を抱きます。
  事例④自治体の課題や問題点に関する質問
「子育て支援に関する施策が不十分で、待機児童が一向に減らないという現実は、改善すべきところです」
⇒今の職員が怠慢だから一向に良くならないと批判されている気持ちになる後味の悪さから反発の感情を抱きます。
  事例⑤公務員の不祥事について意見を求められた質問
「民間企業と比べると、競争したり、利益を上げたりという厳しさが足りないのではないかと思います。」
⇒面接官からすれば、面接官自身もそうだと言われているようで、気分が暗くなる後味の悪さから反発の感情を抱きます。
  事例⑥自分を動物に例えると何ですか?などの特殊な質問
「特に例えるような動物はありません。自分は自分らしくありたいです」
⇒そんな個人の価値観を聞いているのではなく、面接キャッチボールとして、良好に会話を成立させ、その中でのコミュニケーション能力を感じ取ろうとしているのに、いかにも、そんな無意味な質問・・・みたいな反応をされると、反発の感情を抱きます。
  事例⑦コンピテンシー型の繰り返し質問
「高校時代に最も打ち込んだことは何ですか?」
(回答)「クラブ活動です」
「それは何クラブですか?」
(回答)サッカークラブです。
「どのように打ち込んだのですか?」
(回答)レギュラーになることを目標にがんばり、それを達成しました。
「どうがんばりましたか?」
(回答)人一倍練習しました。
「人一倍とはどのようなことを指しますか?」
(回答)リフティング練習です
⇒こうなると、何とか話を引き出そうと質問を重ねている面接官からすると、その努力に応えようという気持ちがないのかと、反発の感情を抱きます。
  事例⑧最後の質問
「最後に何かありますか?」
(回答)特にありません。本日はありがとうございました。
⇒最後に発言(自己PR)のチャンスを与えられたにも関わらず、自ら放棄することは、受験生の熱意が感じられず、本当にここで働きたいのかと、反発の感情を抱きます。

 などなど、質問と回答を通して、お互いを理解し合おうという場にも関わらず、面接官の気持ちを汲まない発言が1度ならまだしも、2度、3度とあれば、この受験生は、会話ややり取りを通して、相手のやる気に火をつけようという気持ちがない、周りをその気にさせようという協調性がないと判断します。つまり、大事なことは、「異を唱えている」の真逆の「質問に共感し、それに一生懸命応えようというサービス精神、お互いのやる気スイッチへ点火しようという姿勢」が重要だということです。

『異を唱えているの!?』②表情や態度から面接官が反感を抱く失敗例

 自分に自信のある回答やきちんと用意してきた回答のときには、自信をもってハキハキと答える反面、自信のない回答や用意していない回答になると、突然、表情、態度が変わってしまうケースについて、そのいくつかを事例をもとに紹介いたします。

  事例①何でそんな質問をするの?と言わんばかりに、眉間に皺を寄せて考えこんでしまう表情
⇒用意してきていない、やばい、そんなこと聞くのか!という態度が表情に出てしまっています。こうなると、質問した面接官としては、嫌な気分になり反発の感情を抱きます。
  事例②うゎ、困ったな、用意していない!と焦ったり、困ったりしたような表情
⇒それまで良好に進んでいた面接が一瞬止まってしまって、空気が凍るので質問した面接官も気まずい気持ちになります。
  事例③回答する際に声が小さくなる、目を見て発言しない態度
⇒自信がない回答のしぐさで最も多いのが、声が小さくなる、目を見て発言しないです。自信のなさを強調してしまい、これから社会人(公務員)として働いていけるのかという不安から、反発の感情を抱きます。
  事例④何度か繰り返し質問しているうちに、思わず出てしまう面倒くさそうな表情
⇒何で無意味な質問をするの、もう、何度も言ったでしょ・・・という態度です。こうなると質問した方が悪いような空気を醸し出すことになり、面接官は反発の感情を抱きます。
  事例⑤質問を待っている間、面接官が話している間、手をブラブラさせたり、髪の毛をいじったり、爪の先を見たりする態度
⇒これは、いかにも退屈です・・・という気持ちを表すものです。もちろん、一生懸命話をしている面接官からすると反発の感情を抱きます。

 以上が、異を唱えているような表情や態度ということで、絶対にやってはいけないポイントになります。

『異を唱えているの!?』と思わせない、東京アカデミーの指導方針

 ここまでご説明させていただきました通り、「異を唱えているの!?」と思わせて不合格になってしまう例がお分かりいただけたことと存じます。弊社におきましては、創立以来50年、受講生の大切な職業選択において、今回の記事内容含め、万全の指導体制を敷いております。

  1. 受験先の仕事内容、進めている施策・方針、分化・伝統・産業・歴史の理解、課題・問題点などについて講義したり、情報収集の指導をしたりしながら、「本当に働きたいと思える自治体、省庁、および、職種」を見つけ、受験するように指導しています。つまり、その気もないのに、取り敢えず併願しようという指導は行っておりません。この指導を丁寧に根気よく続けることで、面接試験に臨んだ際に、表面上だけ「ここが第1志望です」と判で押したような回答ではなく、やりたい仕事内容の理由とともに「ここが第一志望です」と根拠ある回答ができるようになります。受験先が「第一志望ではない」という回答が、面接官の反感を買うことは常識ですが、弊社では、だから「嘘を言いましょう」という表面上の指導はいたしません。具体的に働きたいと思える中身を見つけ研究し、採用後のイメージを持たせる事前指導が重要と心得ております。
  2. 根拠を伴った納得できる回答ができるように、自己分析を通して、具体的経験、エピソードを掘り起こす指導に力を入れています。面接は売り込みの場(アピールの場)ですから、多くの受験生が「〇〇が強みです」「〇〇が長所です」「〇〇で活躍します」とアピールします。しかし、時として「根拠のない自信過剰な回答」で反感を買うことがあります。「今の施策の問題点を指摘し自分ならこうする」「住みやすい街に変えて見せます」、「絶対に大丈夫です」などです。弊社では、採用後に再現性のある経験やエピソードを引き出し、回答に盛り込むことで、「異を唱えている」の逆、「納得できる」回答になるよう指導しています。
  3. 弊社では、回答内容の指導だけでなく、その表情、態度にもこだわりをもって指導を行っています。首を傾げたり、困った顔をしたり、眉間に皺を寄せたり、身体をゆすったりといった態度をしないことはもちろん、好感を持って受け入れられる表情、態度、動作を指導し、それを身に着ける練習を行っています。

東京アカデミーの面接対策へのこだわり

 公務員試験は1次試験合格発表後、人物試験が実施されるまでの期間は、平均2週間強※です。筆記試験合格発表後からの人物試験対策では、万全の態勢で試験に臨むことは非常に難しいというのが現状ではないでしょうか?その点をしっかり理解しているからこそ、東京アカデミーでは筆記試験対策と並行しながら数カ月を要して人物対策を行っています。 ※2016年度九州各地自治体試験26カ所の平均


★全国各地各種公務員試験の面接試験概要が1冊の冊子になったパーフェクトガイド

 東京アカデミーでは過去の受講生から自らの受験体験を報告書に残していただいています。その貴重な情報を編集し、次の世代の受講生に受け継いでいるのが、このパーフェクトガイド。全国各地の地方自治体・国家公務員各種機関の面接試験の内容が、この1冊に凝縮されています。長きに渡り公務員試験指導を全国で展開し、受講生からの絶大なる信頼を得ているからこそできる、至宝の情報誌。このパーフェクトガイドを基にした面接指導で、多くの受講生を最終合格へと導いていきます。


地域の高校生を応援します     公務員試験合格対策 東京アカデミー

 公務員試験において、非常に重要な位置を占める面接試験。今回は「失敗する面接回答」をテーマにお伝えさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
 人生経験の浅い高校生にとって一次試験以上に面接は大きな壁だと考えております。「いろいろ考えていたのに、面接官を前にしたら頭が真っ白になって何も答えられなかった・・・」という話もよく聞きます。
 緊張を払拭するのは「やれることは全てやってきた!」という自信です。そのためには多くの練習を重ねるしかないと考えております。本番形式の練習を何度も何度も繰り返しご指導いただければ幸いです。
 現役で多数の生徒様が公務員試験に合格することを、私たち東京アカデミーは心より願っております。

 次回の記事は、「ちいきのこうこうせいをおうえんします」の「お」にちなんで【おっ、そうなの!知って得する最新時事】を掲載いたします。公務員試験において時事は教養試験・作文試験・面接試験などのあらゆる試験に役立つことは間違いありません。生徒様の指導にぜひお役立てください。