地域の高校生を応援します 【~ちょっと一息~ 過去の時事問題を大公開】


~ちょっと一息~過去の時事問題を大公開

 公務員試験では「時事」ネタのキーワードが、本試験で出題されることが多いのが特徴です。
 現役の高校生の方は、日頃から新聞などを読む機会が減ってきているのが特徴です。
 今回は、過去の公務員試験で実際に出題された「時事」問題をピックアップし、どのような視点から出題されているかをも踏まえて時事問題をご紹介していきます。

社会の大きな変動は大注目

図選挙法改正が、1945 年以来「70 年」ぶりとなった昨年2016年では
「2016 年6 月に改正された公職選挙法」について
選挙権年齢が20 歳以上から18 歳以上に引き下げられ、
早速様々な主要公務員試験で出題されました。
実際に出題された問題のご紹介です。

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 先生方が最もご承知の通り、現行の学習指導要領では、高等学校の公民科の授業では、「現代社会2単位」、もしくは、「倫理2単位、政治・経済2単位の計4単位」での選択となっています。また、選挙法改定の影響から、公民教育についての重要性がますます高まり、授業でも、「模擬投票」など「主権者教育」という教育の観点から取り上げた先生方も多く、受験生にとりましても関心の高かった内容です。
 公務員試験の分野では、一般知能科目に次ぐ社会科学分野として「政治・経済・社会」の出題は全体の2割から3割を占め、こうした時事に絡めた問題が出題されます。公務員受験を考えている受験生に時事対策として、「公民」学習の重要性をご教示いただきますようよろしくお願い申し上げます。

 今回の選挙法改正は、選挙権年齢の引き下げが25 歳以上から20 歳以上に引き下げられた1945 年以来「70 年」ぶりとなったこと、被選挙権年齢についての変更はなく、国政選挙地方自治体の首長選挙議会選挙のほか、地方自治体の首長の解職請求などの後に行われる住民投票最高裁判所裁判官の国民審査も対象になりました。
 問題の形式は、内容の正誤や穴埋め問題の択一式の問題が多いため、高校の授業で取り扱う内容をさらに知識の補足を行い、例えば今回の問題でも、ただの選挙改正に限らず、可能となった「18 歳以上の選挙運動」、「裁判員や検察審査員に選ばれる年齢(20歳以上のまま)」、参議院や衆議院のシステム、さらに成人年齢を20 歳から18 歳へ引き下げる「民法改正法案」など、日常の授業の中で問題定義や話題づくりをしていただけると、受験生の知識の幅がさらに広がり、時事対策の試験学習も出来てしまうのです。
 ちなみに最初の国政選挙となった2016年7 月の参議院選挙では、18・19 歳の平均投票率は46.78%で全体平均( 54.70%)を下回った。特に19 歳の投票率(42.30%)が低い結果でした。

時事にこだわりをもつ公務員試験もある!「警視庁警察官」

 警察官試験の中でも、首都・東京を守る「警視庁警察官試験」はとても現役高校生に人気のある試験です。その特徴として、時事問題のこだわりが強くその対策が必要です。
 警視庁警察官Ⅲ類の教養試験では、時事問題が例年ほぼ3問出題されています。2016年9月、2017年1月の試験では3問出題されていました。また2次試験においても面接試験で、時事問題に関する質問がなされています。

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解説
 ノーベル賞は、欧米以外の国では日本が最もノーベル賞受賞者を輩出しており、自然科学部門では米国に次ぐ第2位の受賞者を輩出しています。また、設問のノーベル生理学・医学賞は2015年・2016年の2年連続日本人の受賞で、大きなニュースになりました。本問題ではその2年連続が受験生を悩ませることになります。2015年の受賞が大村智博士、2016年の受賞が大隅良典博士だったからです。
 また、ノーベル賞というと一番大きなニュースとなる「平和賞」をノルウェーのノーベル委員会が発表しています。しかし、「物理学賞」・「化学賞」・「経済学賞」の選考はスウェーデン王立科学アカデミーが、「生理学・医学賞」はスウェーデンのカロリンスカ研究所が行っているのです。
 ここまでの知識で、正解を肢3と肢5に絞ることができます。しかし、オートファジーがたんぱく質のことなのか炭水化物のことなのか、ニュースをしっかり読んでいないと解けませんネ(5肢択一式のテクニックでたんぱく質だ!とする人は多かったようですが・・・)。「オートファジー」とは、設問の文章で説明しますと、生き物が自分の細胞の不要なたんぱく質やミトコンドリアなどを取り除いてリサイクルする仕組みのことを言います。
したがって、解答3

今後注目しておきたい時事

【1】昨年(2016年)は女性の活躍の重要性が目立った年でした。
 実際に日本においても、2016年4月1日に女性の職業生活における活躍の推進に関する法律「女性活躍推進法」が施行されたり、2016年8月に東京都知事に小池百合子氏が就任したりと、女性の活躍に関してのニュースが多く取り上げられました。警視庁警察官Ⅲ類の昨年(2016.9)試験でも、実際に世界の女性の大統領に関する時事問題が出題されております。
 今後も女性の活躍については、今後も課題となっていくことが考えられる為、女性の政治への参加に関する出題は注目しておきたいところです。
【2】変化する試験問題:2018年度から、自治体によっては採用試験の問題パターンが変わります。
 現在、多くの地方公共団体が、採用試験問題については、公益財団法人日本人事試験研究センターが作成した問題を利用しています(同センターの発表では、2016年度実績93.5%の利用率)。そして、同センターでは、2018年度から新しいパターンの採用試験問題を提供することが発表されています。従来の形式に加えて、「論理的な思考力等を必要とする問題」形式が選択できるようになります。注目は、新形式にある「社会への関心と理解」分野の出題です。補足説明として、「時事・常識を問う一般的な問題、地方に関する基礎的な知識を問う問題などを出題する予定」とあります。ここまでくれば、時事問題の重要性がますます高まることがお分かりいただけると思います。そして、これまで頻出分野であった、国全体としての問題、取組、関心事である「労働問題」「政治政策」「消費者問題」「社会保障制度」「人口問題」「環境問題」「国際紛争」「核問題」「国際情勢」に加え、新しい視点での出題が予想されます。国全体から、県の問題、市の問題、そこに住む県民、市民の関心事に、問題が変化する可能性が高いです。志望先の自治体、地域で起こった出来事に興味、関心を持っておく必要があります。例えば、東京都であれば、多くの都民の関心事である、「豊洲移転問題」、「都民ファーストの会」、「東京オリンピックに関係する建設・運輸業界の人手不足問題」等があるかと思われます。東京アカデミーでは、全国32拠点ごとに講座内容を変え、その地域だからこそ必要な知識や能力、情報を提供しています。進路指導部の先生方には、全受験生に必要な時事対策と地域ごとで必要な時事対策、この両立の必要性を、是非、ご承知いただきたいと存じます。

東京アカデミーは時事問題の対策を、どの予備校よりも重視しています

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地域の高校生を応援します       公務員試験合格対策 東京アカデミー

・次回の記事は、「ちいきのこうこうせいをおうえんします」の「こう」にちなんで「構成で見違える面接回答のコツ」を掲載いたします。本格的な面接のご指導に入られる前に公務員試験面接官の心に響く回答術をご紹介いたします。生徒様へのご指導にお役立て下さい。