地域の高校生を応援します Part.1【地方自治体の魅力ある施設のご紹介】


地方自治体の魅力ある施設のご紹介

目からウロコ!役所以外もたくさんある地方自治体の施設

写真 高校生にとって、地方自治体の施設や公務員の仕事といえば、どんなイメージでしょうか。多くは、県庁や市役所など、役所の窓口業務や事務などの仕事やその仕事を行う建物…ひと言で言えば「固い」イメージをもつ生徒様が多いと思います。
 高校生の皆さんには、実は地方公務員の職員は庁舎や役所、町村役場だけではなく、普段何気なく県民・市民が使用している憩いの場であったり、各地域の文化や産業の振興を目的とした話題性のある建物であったり、「え!これは○○県の、○○市の公共施設だったのか!」というような職場に配属されることを知って欲しいと思います。

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 そういった職場は、各都道府県や市町村それぞれの文化や住環境の条件を反映させた地域独自のユニークな施設も多く、例えば地域の物産や町おこし、観光施設など自治体ならではの魅力を発信するための施設や地域住民の交流を促すための施設などがあります。
 公務員試験を受験する上で、志望先の自治体の仕事内容を仕入れておくことはもちろん、その自治体が運営している様々な施設(特に話題性のある、その自治体イチオシの施設)の情報を知っておくことは、面接試験や作文試験で仕事へのやる気をアピールする際にとても有効的な題材になります。

 また、地方自治体の職員として採用されれば、これらの施設の職員として働ける可能性もあり、受験のモチベーションアップにも繋がるはずです。まだ受験先に迷っていて決め手が見つからないという方も、「この自治体にはどんな公共施設があるんだろう?」という視点で見てみると、意外と運命の出会いがあるかもしれません。

日本 今回は日本全国に数多く存在する地方自治体の施設の中から、震災から7年目、復興に向けて力強く歩み続けている東北地区に焦点を当てて、魅力的な各施設のご紹介をいたします。
 長きにわたり県民・市民から親しまれている施設や、中にはニュース、新聞で取り上げられるような、話題性のある最新の施設まで経済していますので、是非、生徒様にもご紹介ください!

行ってみたくなる!地方自治体の魅力ある施設をいくつかご紹介します!


名称 青森県動物愛護センター
所在地 青森県青森市宮田字玉水119-1
運営 青森県
紹介文 写真 総合的な動物愛護管理行政を行う拠点として、青森市郊外につくられた比較的新しい施設で、施設面積は約25,000㎡。
 そこには、各種イベントを行う多目的ホールや、動物由来感染症の検査・調査を行う検査室、そしてドッグランなどもあり設備も充実しております。主な業務としては、動物の「管理」に関するものと、動物の「愛護」に関するものがあります。
 主な業務内容をご紹介すると、まず「管理」に関する業務で、ペットに関する苦情・相談への対応、放浪犬の捕獲、飼い犬・飼い猫の引き取り、負傷動物の一時保護、犬猫の譲渡、犬のしつけ教室などを行っています。
 次に「愛護」に関する業務があり、動物ふれあい事業(動物とのふれあいを通じて、動物についての正しい知識や命の大切さを学ぶための事業)、アニマルセラピー事業(社会福祉施設等に動物を連れて訪問し、動物とふれあうことにより、セラピー効果を実感してもらう事業)も行っています。
コメント 写真 公務員とは「全体の奉仕者」であると、日本国憲法(第15条)にも記されていますが、その「全体」には人間のみならず動物全般も含まれている、つまり、生きとし生けるものすべてに奉仕できる、たいへんやりがいのある仕事、それが「公務員」なんだと改めて感じることができる施設です。
 なお、動物愛護センターでは、幼稚園、小学校や社会福祉施設等に動物と一緒に訪問し、命の大切さを伝える授業も行っているため、今話題となっている「道徳教育」にも通ずるものがあり、公務員として教育にも携わることもできます。

 

名称 秋田市赤レンガ郷土館
所在地 秋田市大町三丁目3-21
運営 秋田県秋田市
紹介文 写真 赤レンガ郷土館は明治45年に建造され、平成6年12月に国指定重要文化財に指定されたとても歴史のある建物です。
 外観は赤いレンガと磁器白タイルのコントラストが印象的で、館内はバロックの手法を取り入れた明治ならではの洋風建築になっており、昭和44年3月まで秋田銀行の店舗として使用されていました。
 魅力的なのは建物外観だけでは無く、館内も暖炉や階段、調度品など明治のレトロロマンを感じられる空間となっており、まるで100年以上前にタイムスリップしたような、日常とは違う雰囲気を体感できます。
 また、秋田市の伝統的な工芸品や芸術作品が展示され、漆器や金属工芸などの秋田市が誇る美しい作品を見ることができます。
 さらに付属している記念館では秋田の自然や風習を版画にし、多くの人に親しまれてきた勝平得之や金銀細工を手掛け、重要無形文化財の保持者である関谷四郎の作品展も常時観覧することができます。
コメント  この館を運営するのは秋田市の教育委員会であり、秋田市の古き良き伝統をPR・保存するための重要な役割を果たしています。このようなノスタルジックで素敵な赤レンガ郷土館で美しい伝統工芸品や秋田の芸術品に囲まれながら仕事ができることも秋田市職員の仕事の魅力ではないでしょうか!
 地方公務員を受験する方にとって、市の特産品や伝統産業を知ることは地方創生への意欲をアピールする上でとても重要です。秋田市の魅力が詰まった場所なので興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

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※上記の外観・館内を撮影した写真掲載の許可をいただいております。

名称 子供たちが主役になれる!仙台子ども体験プラザ
所在地 宮城県仙台市青葉区中央1丁目3−1
運営 宮城県仙台市
紹介文 写真 仙台駅隣になるアエル8階に子どもたちが実際に職業体験をすることのできる「仙台子ども体験プラザ」というとても魅力的な施設があります。
 この施設の雰囲気はまるで一つの街の様にできており、地元のお菓子屋さんから銀行まで幅広い協賛企業の模擬店舗が並んでいます。
 この施設はスチューデントシティとファイナンスパークの2つのエリアに分かれています。例えば、スチューデントシティの対象は小学生で、経済の仕組みや社会と自分とのかかわりなどを学びます。
 一方のファイナンスパークは中学生が収入や家族というような与えられた条件の中で生活費設計を行い、将来の進路や職業選択の力を育てる「生きていくために必要なお金とは」がテーマのエリアになっています。
 このように、年齢に応じた自分の生き方について学ぶ環境が特徴です。この施設は仙台市教育委員会が管轄しており、主に市内の小学5・6年生と中学生が将来の社会的・職業的自立に必要な態度や能力をはぐくむことを目標に運営されています。
コメント 写真 この施設が開館した経緯は、東日本大震災と深い関わりがあります。この震災の被害を知ったカタール国の「カタールフレンド基金」からの助成をうけて事業が発足し、子どもたちの教育という視点で国を越えた復興のサポートを受けてできた施設になります。また、この施設は世界最大の経済教育団体公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本から提供された経済教育プログラム「スチューデントシティ」「ファイナンス・パーク」を実施しています。
 仙台市と世界が協力し合い開館した、子どもたちの未来の視野を広げるこの「仙台子ども体験プラザ」について少しでも魅力を持っていただければと思います。

※上記の館内写真(2・3枚目)は掲載の許可をいただいております。

名称 宮城県図書館
所在地 宮城県仙台市泉区紫山1-1-1
運営 宮城県
紹介文 写真 宮城県内における読書活動推進の重要な場としてだけでなく、子供から大人に至るまでの生涯学習社会に対する住民のニーズに応えられる図書館として仙台市泉区紫山に平成10年3月21日にオープンしました。
 宮城県民の誰もが楽しみながら学べる生涯学習の拠点施設として、すべての人々を楽しく迎え入れる公園でもあり、多様なプレゼンテーション機能を持つ文化センター機能も有する明るい未来を象徴する図書館として、多数の来館者を受け入れております。
コメント 写真 仙台市泉区紫山という景観豊かで広大な敷地にある宮城県図書館は、本が大好き、学ぶことが大好きという方々だけでなく、音や映像を楽しむことができるうえ、障害者や高齢者に配慮した各種施設や子ども図書館もあるので、様々な人々との交流ができる施設として1日中過ごしても飽きません。文化、歴史、芸術、そして地域の情報収集や住民が交流する場を通じて生涯学習を楽しむための場を提供したいという宮城県職員志望の方には魅力的な施設といえます。

※外観写真(1枚目)掲載の許可をいただいております。

 次の施設は、自治体が直接、運営している施設ではございません。よって、この施設で働く職員の採用は、公務員試験とは別になります。しかし、自治体では委託している施設についても、自治体HPで広報、案内し、実際に住民からのお問い合わせへの対応や案内をすることも少なくありません。観光・文化・スポーツなどの発展は地方公務員の大切な仕事の一つです。それが、多くの住民に親しまれ利用されている施設であれば、尚更です。そこで、地方公務員になれば、間接的にこういった施設の仕事に関わることを知っていただく目的で、以下に掲載させていただきます。
※弊社の講座受講生の合格先実績、合格者数実績は、すべて、国家公務員法、地方公務員法で定められた職員の採用に限定しております。官公庁の監督下にある公団・事業団・金庫・営団特殊会社等の採用試験は含んでおりません。

名称 ねぶたの家 ワ・ラッセ
所在地 青森市安方1-1-1
運営 公益社団法人 青森観光コンベンション協会 (青森県青森市より委託)
紹介文 写真 青森市といえばねぶた祭。重要無形民俗文化財でもある世界的にも有名なねぶた祭りの歴史を過去~現在にわたり知ることができ、その魅力を体感することができるのが青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。
 「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は青森駅から海手へ徒歩30秒、東京アカデミー青森校からも徒歩2分のところにあり、青森市を訪れた方なら気軽に足を運べる便利な場所にあります。

 1階の「ねぶたミュージアム・ねぶたホール」では、実際の祭りに出陣した最新の大型ねぶた数台の常設展示や、ねぶた師達が各々に作成したねぶたの顔がズラーッと並ぶ様は、まさに圧巻! 
 また、ねぶたの作成過程や実際に触れてみることのできるねぶたパーツなども所狭しと展示、紹介されています。  

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 ねぶた独特の「ラッセラー」の掛け声やついつい跳ねてしまいたくなる囃子が常に聞こえており、祭期間中だけでなく、一年を通していつでも「ねぶた祭」を体感できます。ねぶた祭での人と人の『輪』や調和の『和』、また、ねぶたを通じた活動により育まれる市民の『環』をコンセプトとした施設です。
コメント 写真 1階の「ねぶたミュージアム・ねぶたホール」はあえて薄暗く照明をおとしており、その中に浮かび上がる「ねぶた」は美しく、迫力があり、圧倒されること間違いなしです。施設内には常に心躍るねぶた囃子が流れており、実際にねぶたの制作や囃子などの体験もできるので、まさに五感で「ねぶた祭」を楽しむことができます。
 青森観光コンベンション協会が青森市経済部観光課より委託を受けて運営しているため、青森市職員からの採用はありませんが、青森市を知りたいなら!ねぶたを体感したいなら!ぜひ訪れて欲しい施設です。

※上記の外観・館内を撮影した写真掲載の許可をいただいております。

民間企業も顔負け!?様々な地方自治体の公共施設

写真 以上、いくつかの施設をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。昔からあった施設も移転等を経て最新の施設に生まれ変わり、常にその時代のニーズに応えるための最新のサービスを行えるように進化を続けていたり、中には民間企業とコラボレーションし最新の設備やサービスを提供したりする施設もありました。
 これらの施設は、私たちの生活がより楽しく充実したものに、そして時には新たな発見や生きがいを見つけるきっかけ作りとなるような、その自治体の重点的な取組や施策の中心的なポジション、またはシンボルとしてあるといっても過言ではない程です。また、その運営や設置には各自治体も惜しみなく人材を投入しています。

写真 私たちの暮らしの中で住民のニーズは日々多様化していきますので、時代の流れにあわせた、時には一歩先を進むような、新たな施設がこれからも誕生していくことでしょう。
 生徒様には、まずは視野を広く持って、地元だけではなく様々な自治体の色々な施設、職種を調べて、そして興味をもった施設には足を運ぶことをオススメしてみてください。きっと、その施設から自治体の情熱を感じ、生徒様の「公務員になりたい!」という気もちを高めてくれると思います。
 情報が得づらい場合は、お近くの東京アカデミーでの個別相談なども承っておりますので、お気軽にご相談ください。

地域の高校生を応援します       公務員試験合格対策 東京アカデミー

写真 ご紹介した上記施設は、日本全国に数多ある自治体の施設のほんの一部です。
  今回は東北地方の施設をご紹介しましたが、皆さんの身近にも、魅力ある地方自治体の施設はたくさんあります。
  例えば・、近所の子育てサポート施設(母子の交流施設や遊び場)、お花見に行っている近所の公園、遠足で行った水族館やプラネタリウム、修学旅行のときに感動した博物館や美術館、家族で行った動物園(有名な上野動物園は実は東京都立です)など、枚挙に暇がありません。
  それらの施設は行って見て楽しいだけでなく、公務員試験を目指す生徒さんにとっては、志望の自治体の取り組みや将来展望を知ることができ、モチベーションのアップに繋がると思いますので、ぜひ、生徒様にご紹介ください。


・次回の記事は、「~ちょっとひと息~ 春からの学習で合格を掴んだ高校生のはなし」掲載いたします。この時期から頑張った先輩の体験談や勉強方法など、今後の生徒様へのご指導にお役立て下さい。